♪ 人間はホモディドゥスになりしかな退化してゆくわれの行く末
進化を捨てて人でない生物になっていく人間は、「ホモディドゥス」と呼んだ方が良いと
河合雅雄氏が言っている。「ディドゥス」とは「滑稽なほど馬鹿らしい」という意味。
19日は異常に暖かかったし、21日(日)・22日(月)も14℃まで上がるという。その後は冷えるものの、23~25日の3日間だけですぐに暖かくなる。
今年も昨年と同じような気候になるのだろうか。今のところ4月以降はエルニーニョになる確率が半減するとの予想だが、逆に言えばまだまだ可能性は高いという事。
昨年の猛暑について書いたブログ(9月4日)には、コペルニクス気候変動サービスのサマンサ・バージェス博士が、海洋が最も暖かくなるのは8月ではなく3月のはずだと指摘。「今この記録が出たことで、来年3月までにどれだけ海洋が温まるのか不安になっている」と語っている。との記述がある。
☆
1月~3月の予想(気象庁)
*地球温暖化の影響などにより、全球で大気全体の温度が高いでしょう。
*正のインド洋ダイポールモード現象の影響が残ることと、エルニーニョ現象の影響により、積乱雲の発生はインド洋熱帯域の西部で多く、南東部からフィリピン付近にかけて少なく、日付変更線付近で多いでしょう。このため、上空の偏西風が日本付近で蛇行し、平年より北を流れやすい見込みです。
*偏西風の蛇行の影響などで、日本付近では冬型の気圧配置が平年より弱く、寒気の影響を受けにくいでしょう。
*また、東日本太平洋側、西日本、沖縄・奄美では、低気圧などの影響を受けやすいでしょう。
海洋全体がサマンサ・バージェス博士の危惧するような状況になっているのかどうか。
当面、冬が暖かく推移すること自体は有難い。輪島の被災地にとっても不幸中の幸いでもある。
東北地方も向こう3カ月予報では、「気温は高め、降水量は平年並み、降雪量は少なめ」となっています。少しは気休めになるでしょうか。
地球温暖化により地球システムに蓄積した熱エネルギーの約90%が海洋に取り込まれていると指摘されている。
一点鎖線は海面から深さ2000mまでの解析値の95%信頼区間を示している。
地球温暖化の影響が海洋表層のみならず、さらに深い層まで及んでいることがわかる。
海洋の貯熱量の増加は海水温の上昇を意味し(各海域の水温・貯熱量の長期変化傾向)、結果、海水が熱膨張して海面水位が上昇することのほか、海洋生物が生息する環境の変化による生態系への影響などが懸念される。
海面水位の変化
紫は衛星による観測値、黄色は海面から水深2000mまでの水温から推定した熱膨張による変動成分。
☆
今、「グレート・ジャーニー」を逆向きに踏破した関野吉晴の対談集を読んでいる。ここに出てくるアマゾンなどの原住民の話を知るにつけ、充実した心豊かな生活が貨幣というものを知ってから、欲が全面に出てきてしまってその欲を満たすために過当競争をし、文明という名の破壊をしてきたことを思い知らされる。
その欲望が地球を破壊しているわけで、もう逆戻りはできないとは知りながらも「足るを知る」ということの言葉の重みを嚙みしめている。
この本のことは後日、詳しく書いておきたいと思っている。
|