♪ 近視眼の自己を知らない権力者に国病んでゆく米も日本も
それにしても、14日の参院の政治倫理審査会(政倫審での前参院幹事長・世耕弘成は酷かった。安倍派の有力者「5人衆」の一人で、派閥パーティー収入のキックバック(還流)の取り扱いが協議された会合に出席したとされている。いったん廃止と決めたキックバックが復活した経緯について・・・。世耕氏は、両手で持った資料を読み上げながら弁明。
「清和会の会計や資金の取り扱いに関与することは一切なかった」
「パーティー券販売のノルマ、販売枚数、還付金額、ノルマ超過分の還付方法について関与したこともなければ、報告・相談も受けていなかった」
「私自身は派閥で不記載が行われていることを一切知りませんでした」
「私は政治とカネの問題について、若手議員の頃から問題意識を持って取り組んでまいりました」
「今回の事態が明らかになるまで自分の団体が還付金を受け取っているという意識がなかったため還付金について深く考えることがなかった」
そのしゃべり方が、いかにも俺様はという態度でふんぞり返っている。
『堂々と言えば俺様の言うことをみんな信じるはずだ。検察だって何も掴めなかった、真っ白なんだよ俺様は。
俺様は次期総理になる人間で偉いんだよ、こんなことでうだうだ言うのはバカバカしい。何でも出来る有能な俺様が、シッポを出したりするわけがない。黙ってはいそうですかって聞いてりゃいいんだよ。』
「もっと早く問題意識を持って還付金についてチェックをし、派閥の支出どころか、収入としても記載されていないこと、議員側の資金管理団体でも収入に計上されていないことに気づいていれば歴代会長に是正を進言できたはずとの思い」
「事務局の誤った処理の是正を進言しておれば、こんなことにならなかったのにと痛恨の思いだ」 |
噓と詭弁のオンパレード。こんなことで国民が納得するとでも思っているのだろうか。納得するどころか、その上から目線の傲慢な態度は、反感しか持てないし強烈な悪人というの印象を植え付けただけだろう。
これはもう完全にマンガの世界だ。国会ごっこをして、やった風を装っているに過ぎない。シナリオのある茶番劇。
マンガなら奇想天外な進展が期待できるかもしれない。しかし現実は、真っ当なシナリオを書く人材も居なければその気構えもない。
先の政倫審も含め、これでまた内閣支持率は下がるだろう。下がっても平気を装える岸田総理。まだ次期総理を狙っているようで、脳の一部か神経の一部が欠損しているとしか思えない。
国会で何一つ明らかにならない以上、国民は選挙でそれ意思表示するだけだ。しかし、同じ穴の狢の野党は、野党の仮面をかぶった与党のようなもの。そんな政党には期待が持てない。共産党でさえ他の野党と同じことしか言えてない。
国会議員の行状を徹底的にあぶり出して、洗いざらい世に出してしまえばいい。それが出来るのは共産党しかないと思うのは、世間知らずということなのか。オミットされるのが怖くて何も言えない?そもそも信用されていないとなれば、なんとも・・。
上手(巧妙)に貧富の差を付けられて、弱者には立ち向かう元気さえ持てないまま、閉塞感に苛まれているばかり。
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