♪ 諦観のうちに弛緩のすべを知り猛暑をゆるりとやり過ごす猫
夕べは、と・て・も・と・て・も蒸し暑かった。湿度が90%前後もあって、気温も28度以上あったらしい。クーラーはいつも10時過ぎに切ってしまうので、そりゃあもうサウナで寝ているような気分だった。
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連日の猛暑日でアランもグロッキー気味。クーラーを入れるのが午後2時過ぎなので、それまでは2階の廊下で寝ていることが多い。朝からずっと・・。
午後2時ごろの2階は35℃ほどにもなっているのに、そのまま同じ場所で寝ている。
暑くなりかけたころは、あちこち移動して少しでも涼しい場所を探していたようだが、慣れたのかもう抵抗する気がないのか、ほぼ同じ場所に横になっている。
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カミさんが、「クーラー入ったよ~、下りておいで~」と呼ぶと、ちゃんと降りてくる。私が呼んでも来ない。私の声は低くて聞き取りにくいのだろう。
カミさんがいない時は、しょうがないので2階に上がって連れてくることになる。その時のアランは、弛緩して手足をダラーと下げ、やたらに重い。意識がないごとく無抵抗で、まるで死体を運んでいるようだ。
しばらくは「すずしい~!」とばかりに横になっているが、本来、クーラがあまり好きじゃない。そのうち、玄関に移動したり染色場の流しのステンレスの台の上に横になったり、いろいろ場所を替えたりしている。
夜中には外に出ていったりもするし、早朝から「おなかが空いた~!」と頭で背中をグイグイ押して、起こしに来たりする。
| そんなアランが夜、猫にはあるまじき歩き方をする。フローリングの上を爪音を立てて歩いている。ノンレム睡眠のときなど、つい耳に入ってくるので気になってしまう。
一体どうしてそんな歩き方をするのだろう。気を引くためにワザと音を立てていると言う人もいるようだが・・。
ときどきよじ登っているキャットピラー(綿のロープが巻いてある)の下に、剥がれた猫の爪が落ちていることがある。爪研ぎのように引っ掻いていたりもするので、爪が伸びているということは考えにくい・・。
音が出るのが後ろ足なのか前足なのか、確認しておいた方が良いかもしれない。
| 朝、外に出るとアランも出てきて、涼しい道路に横になったりしている。
| どうやら天気は下り坂に向かう様で、24日(土)、25日(日)には前線が本州に近づいてきて、停滞し、暖かく湿った空気が流れ込んでくるらしい。
アランにも教えてやりたいが、リテラシーってやつが問題でそうもいかない。
気はこころだ。「もう少しの我慢だぞ、涼しくなるぞ~」って耳元でささやいてやった。
「にゃー」と返事をした。
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