♪ 政(まつりごと)の好きなる人の晴れ舞台宝の塚の椅子とりゲーム
石破丸が船出の準備を始めている。新総裁による党役員・閣僚人事の全容が明らかになった。
「お友達いない内閣」とか言われている。党内で対立することが多く、妙な仲間意識など持たずにやって来たので、こういうところで苦労する。
そんなことは承知の上だとしても、実際問題となるとそう簡単な話ででは済まされない。
総裁選・決選投票で競り合った高市早苗氏に総務会長のポストを提示するも拒否。もっと上を望んでいたようだ。小林鷹之氏も広報本部長を打診するも固辞している。
刷新感など全くなく、相変わらずの高齢者が顔を連ねますます小粒になっていく。新しい血を入れないがために弱小化していく動物の世界とおんなじだ。
党四役
★最高顧問・麻生太郎 ☆副総裁・菅義偉(敬称略)
19人の内、初入閣が13人
氏の信条は「勇気と真心を持って真実を語る」。それが脆くも崩れ始めている。旧統一教会問題・裏金問題を予算委員会できっちり議論する必要性を強調していたが、あっさりそれを “ちゃぶ台返し” してしまった。
党内の反対に遭い、10月1日に召集される臨時国会で衆院解散・総選挙を決め、15日公示・27日投開票を決めてしまったのだ。こんな人、信用・信頼できる???
立憲民主党党首・野田佳彦元氏は、土俵に上がる前に肩透かしを食らった格好で、憤懣遣るかたない。
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朝日新聞が、安倍総理(当時)が2013年参院選直前、旧統一教会の会長らと自民党本部の総裁応接室で面談し、選挙支援を確認していた事実を写真を掲載して報じている。
これを無かったことのように隠ぺいして来た自民党の内幕を、正直に認めて刷新するはずだった石破さん。身内の抵抗に遭ってあっさり手を引っ込めてしまったなんて、想定外の想定内だ。ガッカリとしか言いようがない。
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米軍との地位協定を見直すべきだとも力説していた石破さん。本当にそれを命題として粉骨砕身する覚悟があるのでしょうか?
外野で好き勝手なことを言うのは誰でもできる。
実際、野球のネット裏ではそりゃあもうシビアなヤジが日々飛び交っています。自分でやるわけでもなく、何の責任もないのだから何だって言える。
文藝春秋で理想を語り、本まで書いたりする人がたくさんいますが、現実はまったく別の世界。
嘗て、田中真紀子氏が「伏魔殿」と呼んでいた有象無象、魑魅魍魎の棲む世界に、正論だけで立ち向かって生き抜いていくなんて “神さまでもむずかしい” のかも知れない。
”政治家なんて異常性格者がなるもんだ” なんて、言っていたのは誰だけ?
今回の入閣者の中で(周辺では喜んでいるのだろうけど)、奥さんが鼻持ちならない人と嫌われている人の旦那が「復興大臣」として初入閣している。どなただったか、拒否したためにお鉢が回って来たらしい。
それでも政治の歴史に残る晴れ舞台だ。奥さんはこれで箔が付いたとばかりにますます鼻が高くなるのだろう。舞い上がって今まで以上に偉そうに振舞って、一層不評を買うことになるのか。
あるいはその逆で、先生!先生!と芸能人に群がるようにヒートアップすのかもしれない。
新内閣の顔ぶれを見ると小粒ばっかり。ガッカリというか底が浅いというか、石破政権も先が知れている感が否めない。政治の世界は常識では計り知れない人間の裏側をみせてくれる。人間の本質をあらわにしてしまう恐ろしい世界なのかもしれない。
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