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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2024.11.09
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カテゴリ:景色・風景・情景

♪ まだ夏の名残の中を子(ね)へ向かい日の傾きて午(うま)へと帰る



 
街路樹の公孫樹がその実を、盛大に歩道に撒き散らしている。


 うっかり踏みつけると、ピチピチっと音を立てて弾ける。しかし、それがほとんど匂わない。臭くて困るもののはずなのに靴に付いても苦にならない。ギンナンと呼ぶには粒が小さいし、食用にも向かない。そういう種類なのだろうか。

 昨日は午後、中4日となってしまったウォーキングへ。5キロ先の茶房じゅんと三洋堂に用事もあった。

 MHK全国短歌大会に応募したばかり。木下龍也さんの「あなたのための短歌集」を見てみたくて三洋堂へいくも、置いてなかった。しかたがないので久し振りにNHK短歌のテキストを購入。

 短歌や俳句の本が並んでいるコーナーに地元東海市在住の歌人らしき人が出した歌集があった。
 知らない名前だし、知名度のない人の歌集が書店に並ぶことなどほととんどないので、目を引いた。



 歌を読んでみるとなかなかしっかりした、格調のある歌が並んでいる。かなり充実した内容で、歌集を出すに十分な技量のある人だと思った。



 歌集はほとんどが自費出版で、高名な人たちの歌集は「砂子屋書房」とかから出版されている。昔、軽自動車1台分ほどのお金がかかると聞いていた。歌人の皆さんはそのお金のやりくり苦労しているとも聞く。
 そんな状況の中で歌集を出して、それが書店で販売されている。しかも、小さいながらも販促の特別扱いされている。自費出版じゃないのかな?


 帯に東海市在住とあり、短歌ブームという事もあっての特別扱い?

 出版社が「東京図書出版」で、発売が「リフレ出版」とある。出版社からするとやはり自費出版のようだが、ISBNコードも付けられているので正式な出版物として流通するもの。



 先日、短歌の会のリーダーと歌集の出版のことなどを話していたばかりでもあり、興味津々。調べてみる。

東京図書出版」はやはり自費出版を扱う会社で、「宅配プリントOM」とは違って、全国紙(朝日または毎日)一面サンヤツに広告、全国の有名書店、紀伊國屋、ジュンク堂など大型書店に配本など、広告宣伝を効果的に実施しているのが特徴のようだ。

 ● 発行から6ヵ月後に実売数を報告し、販売後売れ残ったものについては、著者にお引き取りいただく(無料)か、 当社にお任せいただくかお決めいただきます。
 お引き取りは無料で、売れ残ったものを買っていただくようなことはございません。
 お引き取りいただいたご本はご自身で販売することもできます。
 ● 初版の印税は、発行時に、ご負担額から印税相当分を差引き、販売期間内に一定額以上の売上があった場合は超えた額の50%をお支払いします。
 ● 増刷もふくめて著作権は著者に帰属します。



 
 審査の結果、共同出版に採用されるとISBNコード・書籍JANコードを取得して、トーハン・日販などの取次をとおして書店で販売、アマゾンなどネット書店にも登録して購入できるようになる。実費を負担することになるものの、全国紙一面に広告、全国の有名書店や大型書店に配本するなど積極的な拡販、 国会図書館にも納本される。 印税は初版から支払われ、 売れ行きが好調で今後の販売も見込めそうな場合は、費用負担なしで増刷して印税が支払われる。
 このことからすると、共同出版扱いとなって、このような販売のされ方になっているようだ。

 因に価格はこんな風になっている。

価格は、本のサイズや、内容(写真、図表、数式など)によって変動する。
 
〈共同出版〉の場合(書店流通出版)
①編集・デザイン・校正・印刷・製本・流通(広告・宣伝)費用を含む概算です。
②特に優秀な作品は、出版費用を減額します。
③一般市販本と同等の高級な仕上りになります。
④電子書籍をご希望の場合は対応します。



「玉井紀子」さん
 1955年 飛騨白川郷に生まれで、1988年 作歌を始める。中日歌壇にて岡井隆氏に師事。2001年同人誌『短歌』に参加し、春日井建氏に師事。春日井建氏亡きあと『井泉』に参加(2004年から2010年まで)。

 小さい出版社ながら良い歌集を多数出版している「書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)」。九州にあって「地方出版社の時代」を切り開いた出版社。社員全員が著者と“つながる”をモットーにしている出版社で、そこかから出版されるが最高の栄誉みたいな存在だ。それが理想でしょうけど、かなりのインパクトや話題性のある、中身の充実したものでないと無理でしょう。
 
 この日は、手持ちのストール類を販売するのにあたって「茶房じゅん」のオーナーに相談するという目的もあった。

 染色場を寝室に改造する計画があって、作品作りが出来なくなる。個展でやるには作品が足りないので、どなたかとタイアップしてジョイント展など出来ないものかと。今年には間に合わない。
「来年の11月の上旬、70代の女性の絵の展示があるので、その壁面の下の部分が使えるのでどうだろう」という提案があった。オーナーが好きな絵を描く人だと言うので、お願いすることに。

 相変わらずスケジュールが一杯で、再来年の予定も入りつつあるらしい。丸1年先のことだが、1年なんてあっという間だ。来年はどんな年になるのか、全く見当がつかない。

 野党とパーシャル連合する石破内閣の動向や、トランプ大統領の動向、異状気象のさらなる変化。そして身辺にもいろいろありそうな予感がしている。 
 午前中の風も収まった暖かい午後。大田川の浅瀬に、シラサギ、カワウ、アオサギが日を浴びていたし、鯉が泳ぐのが見えた。




 16時閉店の店を出て、夕焼けを楽しみにして帰路へ。空は晴れているものの、肝心の日が沈む辺りには厚い雲がかかっていた。


誰も拾わない花梨の実


樫の実

 立冬となって秋は過ぎ去る時期なのに、まだどこかに夏の名残を感じる夕ぐれ。この日は14,000歩ほど。





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最終更新日  2024.11.11 11:53:30
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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