「つばさものがたり」 雫井脩介
昨日の日中、はらはらと振る雪夕方には周りに少し積もり今朝は予報どうりの雪の朝一面が真っ白、道路はツルツルでした これもまた大分前に買って読んだ本です帯の「もっと我慢せずに、自分のためにいきればいい」と言う言葉に惹かれて買いました。内容は亡くなったお父さんが生前、お母さんに言っていた「元気になったら小さなケーキ屋でも開いて一緒にやろう」という話を聞いた主人公の小麦が夢を叶える為に、バティシエになり夢を実現させようとする話ですただその夢を実現する途中にガンになりそれでも夢を叶える為、ガンの事は家族に黙ってお父さんの残した財産でケーキ屋さんを開きますお母さんやお兄さん夫婦に助けられながらケーキ屋さんを開いたのですが場所が悪い事もあって、思うようにお店は行かずだんだん体は悪くなる一方で、結局お母さん達にガンの事が解りお店を閉めてしまいますお兄さんの子供「叶夢」はちょっと不思議な子供で、レイと言う天使が見えるというレイは天使と妖精のハーフで天使の試験に合格しないと天使になれず妖精として森で暮らさなければいけないというその為に訓練するのですが、なかなか上手くいかずなかなか懐かなかったトレーニングジムのインストラクターのお父さんから指導を受けて、レイと叶夢は自分の目標に向かって頑張りますそして小麦とお兄さんはレイは見えないのですが、叶夢と一緒にレイの天使の試験の応援に行き小麦は天使のパワーを貰ったのか、元気になりもう1度ケーキ屋さんをを開きたいとお母さんやお兄さん、そしてお兄さんの奥さんが力になってくれ新しいお店を開いて無事にお店をやっていく事ができます小麦はその店の賑わいを見て亡くなります。なんだか上手く説明できませんが天使が見えると言う叶夢や天使のレイが物語を夢のような何とも言えない暖かく包み妹思いの何とも味のあるお兄さん、そして優しいお母さん最初は大した気も無く手伝っていた義姉さん(お兄さんのお嫁さん)が義妹の為に一生懸命、力強く手助けしてくれケーキ屋さんを手伝ってくれる、店員さん達の暖かさ読んでるて悲しくて涙がポロポロとこぼれてくる、せつない物語ですがそれでも心がほんわかとして、ぬくもりを感じる本です最近私が読む本なんだかせつなくもあり、温かさのある本が多いようなちょっと心が病んでいたせいかな