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カテゴリ:ハードカバー、方向転換前
・・・いやぁ~いい夢だった・・・ 今日の目覚めは最高だった。とてもとても懐かしい愛してやまないあの頃の夢だったからだ。 純粋でかけ引きなんか全然無くて、真っ直ぐに自分の意見が普通に言えていたあの頃。 よく子供は残酷だと言うけれど、それは物事に対して正直で真っ直ぐな正しい目を持っているからだといえると思う。 今の子供たちは何だか私の子供時代とは違うように思う。いわゆるイジメというやつは存在しなかったから。もちろん十人十色で意地悪なやつがいたり、ケンカしたりしてたけど陰険なみんなで無視したりという状況は生まれなかった。私は中学校までずっと周りに恵まれていて、中学に不良というタイプはいなかった。 卒業してから友達と中学に遊びに行ったら言われた。 「あなたたちが3年生にいたあの頃がここ10年の中で一番良かったわ。」と。 懐かしく、そしてなぜか少し淋しそうに・・・。 「先生今はどこを受け持ってるの?」 先生は軽く首を振っていった。 「どこも。あなた達の後は受け持ってないよ。」 「ふ~ん・・・。」 印象に残っているのはその会話だけ。だから後は何を話したか覚えていない。 でもうちらは先生の中でもいい学年だったんだ。という印象を受けたのを覚えている。 私たちはその後中学2年の同窓会を毎年大学まで開き続け、いつも出席率90%とという脅威の数字を生み出し続けたが、その後男子の幹事役だったヤツと、女子の幹事役だった私が2人とも浪人してしまったのを機に、ぱったりとなくなってしまった。 そのまま年はあわただしく過ぎていき、私も親の都合でそれまで長年過ごした土地を後にすることになって更に何年も過ぎたというのに、今更あの頃を思い出すなんて・・・ 目がさめてこんな気持ちでいつも毎日を過ごしていたんだと、あの頃の気持ちを愛しく思った。 もう2度と戻らないあの頃を。 気持ちよく雨戸を開けたらまたまた昨日に引き続き花曇り。 昨日はトーンダウンした気持ちだったけど、今日は何だかゆっくりしようと微笑んでしまった自分がいて、それがとても切なかった。 明日こそ、晴れると良いな。 そう思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Apr 8, 2006 10:45:46 AM
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