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カテゴリ:ダンナ・子供・親類関連
一昨日カートゥーンネットワークを見ていたら、白鳥の湖がやっていた。
子供は見入っていたが私達はちょうど夕食準備中だった。 土日の休日はダンナが作るか、2人で作るかのどちらかなのだ。 その時ふとドリカムの曲が耳に入った。もう終わったのかと私は手を止めて画面を見ると白鳥の湖のエンディングが流れていた。 「ねぇねぇ。これドリカムの曲使ってるよ。」 「へぇ~。・・・あ、ホントだ。」 ダンナも手を止め確認。 「だけどさぁ~吉田美和もなが~い不倫生活からやっとしあわせになれたよね。籍は入れてないけど。」 「へぇ~そうだったっけ?」 「うん。たぶんまだ続いてると思うケド・・・だけどさぁ~芸能人って今井美紀もミスチルの桜井さんもそうだけどみんな不倫した後うまくまとまるよねぇ~」 私は何気なく口にしたのだがダンナは手を止めて言った。 「だから俺、あんまり芸能人とか好きなヒトいないんだよ。」 ? 私の顔が恐らくキョトンとしていたのだろう。ダンナは更に続けた。 「そういうヒト側にいたら俺付き合いたくないもん。」 ここで言う彼の”付き合う”という表現は”女性との交際”のそれを指すものではない。 あくまで友達としてと言うことだ。 「・・・う~ん・・・それはそうかもしれないけど・・・もし元々仲のいい友達が知らないうちに不倫してたらどうなのよ?」 「まず知った段階でやめるように言うだろうね。それでもやめないならもう遊ばないか、付き合ってても付き合い方変えるだろうね。・・・まぁ~俺の友達でそんなことしているヤツもするヤツもいないけどね。」 と自信たっぷりに言い切られた。 そういえば私たちの結婚式に参加してくれた彼の友達や会社の上司などはみな、その後ろにしあわせな家庭像がぼんやりと浮かんでいるような人たちばかりだったなぁ~と思い出していた。 「・・・う~ん。・・・そんなもんかなぁ~・・・」 何だか私としてはイマイチ納得できない感があったがダンナのこの調子だとどこまで行っても平行線だろうと思い、そこでこの話は打ち切った。 確かにダンナはミスチルも今井美紀もドリカムも聴かない。もしかしたらこういうことも関係しているのだろうか? 勿論不倫がいいとは言わない。道徳的に反しているし、私自身イヤだし、絶対絶対ありえない話だ。 子供にももちろんそんな事は絶対やめさせるに決まっている。それは言い切れる。 でもそれは身内だから。家族だからだ。 果たして友達とはいえ、いつでもどちらからでも簡単にその関係を断ち切れる他人の間柄で、そこまで言い切れるのか? と思う。 友達はもうこの年だから立派な分別ある大人のはずだ。 みんな不倫がどういうことか分かっている。 分かっていながら、それこそ潜在的に罪悪感をどこかに持ちながら不倫しているヒトはみんな生きていると思う。 分かっちゃいるけど、やめられない・・・ 分かっちゃいるけど、とめられない・・・ きっと思いの深さで言うなら、相当に深いと思う。そうじゃなければそんな日に当たれない恋愛を私だったら選ばないからだ。 この感覚は人並みのはずだ。 悪いと分かっていても離れられない・・・腐れ縁とはまた違うように思う。 私は不倫したことが無いので分からないが、恐らくそんな気持ちでお互いが努力してしまうから存在しえる行為なのだと思う。 だとするなら、もしそんな状況にいたらその状態を普通のカップルのように心から楽しめてはいないはずである。 お互いの努力の度合いは生半可ではないと思うから。 そういうふうに考えていくと矛盾してはいるかもしれないが、他人である人たちはそこまで強固に反対できないように感じる。 だってその人たちは普通では感じられないような様々な思いの末にそこに至ったのかもしれないから。 道徳的な観念だけで友人関係まで変える必要性は無いように感じる。 もちろんソイツが罪悪感も無く、不倫をはばかることなく公言して吹聴して歩くようなバカモノだったらその処置も正しかろう。 でも大半は他人などに忠告されずともイヤってほど分かっているのに続けてしまっているのだと思う。 ならば、ダンナの考えは幼稚というか、自分勝手とも映る考えの押し付けなのではないかと思う。 まぁ~こういったことは一朝一夕で語れるほど簡単なことでもなく、また計算のように絶対な正解は存在しないように思う。 だからこういう水掛け論は夫婦ではするべきではないなぁ~と感じた一昨日の私でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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