小笠原沖巨大地震
昨日(30日・土曜日)20時過ぎ東京都小笠原沖を震源とする巨大地震があった。【地震の概要】(気象庁発表)発生日時 2015年5月30日 20時24分頃発生場所 東京都小笠原諸島西方沖(北緯27.9度、東経140.8度)震源の深さ682Km地震の規模 マグニチュード=8.1地震のメカニズム 太平洋プレートがフィリピン海プレートの下に潜り込んだ深さ682Kmで発生すると言う大変珍しいケースで、具体的なメニズムはまだ不明。 マグニチュード=8.1と言うのは日本では、【2011年3月11日 東北太平洋沖地震=9.0】よりは小さなネルギーであったが、それでも【1923年9月1日 大正関東大地震=7.9】や、【1995年1月17日 阪神・淡路大地震=7.3】よりは十分大きなエネルギーだった。 下図に、【マグニチュードの段階】を示すが、マグニチュードが0.1違うと地震エネルギーは凡そ10倍大きくなので、数字上小さな差であっても地震エネルギーで見た場合は大変な差であると理解されている。【マグニチュードの段階】【各地の最大震度】 【震度5強】 東京都・小笠原村母島、神奈川県・二宮町中里、【震度5弱】 埼玉県・鴻巣市中央、春日部市谷原新田、宮代町笠原【震度4】 東京都・小笠原村父島、千代田区大手町 他多数【震度3】 東京都新宿区 他多数【各地の震度分布図】 上図で解るように、北海道・根室から沖縄まで日本列島全域で震度1以上の揺れを観測している。気象庁発表には当市は掲載されていないが、隣接する、所沢市・川越市・入間市などが震度=3となっているので、当市もそんなものだと思われる。 私は丁度夕食後でソファに横になりながらTBS系列の『ジョブチューンSP 現役知事9人集結』を眺めていた所、突然【グワン】と揺れたような気かしたので一瞬眩暈かと思ったがすかさず【グワーン、グワーン】とやや大きめな横揺れが続いたので地震と確信した。 この時、壁に画鋲止めしてある月捲りカレンダーも結構揺れたが、私の感覚としては震度=2~3程度と判断されたのでそのまま冷静に揺れが収まるのを待てた。 揺れ始めてから数秒後にテレビ画面で【地震速報】が出て、その時の速報によると我が家の位置する【埼玉県南部】の震度は5弱と発表されたので、妻と顔を見合わせて『そんなには揺れてないよねー』で一致した。 今日昼過ぎ改めて確認したら結果的には震度=3程度だったようだ。 私たち東日本の在住者の多くは、2011年の【3・11 東北大震災】で震度5弱を経験しているので、それよりも大きいか否かの判断は付くようだ。 地震直後に各地の様子が放映されたが、私には『何をそんなに大騒ぎしてるの?』と言う感じだった。また、今朝の報道でも街行く人にインタビューしたら『3・11の時よりも揺れが大きく長く感じた』と言う人が居たが、断じてソレはないっ。。。。。 今回の地震は太平洋の深さ600m近い大変深い所で起こったので、揺れの範囲がとてつもなく広範囲に亘ると共に、震源地が本州から1,000Kmも離れた場所だったので、本州各地では横揺れ主体で一部では長周期振動も発生していたようだ。 地震波は、震源地から【球状】に広がって伝わるので、断面で見た場合は震源地から地表向かって“円錐状”に広がり、震源深度が深いほど或いは震源地から離れているほど揺れは減衰して小さくなるが、今回のようにマグニチュード≦7.0の巨大地震では、震源地から離れていても【長周期震動】による被害が発生するケースが多く、注意が必要だ。。。。。【地震波の伝わり方概念(断面方向)】『今日のお花』:【泰山木(タイサンボク)】(木蓮科) 樹高がかなり大きくなってからでないと花は咲かない。蘂の根元を赤いリボンで縛ったようなのが特徴的。