調布の軽飛行機墜落事故
去る7月26日(日曜日)11時頃、東京郊外の【調布飛行場】を離陸した小型飛行機(米国・パイパー社製 PA-46)が離陸直後に飛行場近くの住宅地に墜落しパイロットと搭乗員一名、更に被害に遭われた住宅の女性一人の貴重な命が失われた。 先ずは、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。【事故機と同型機】 調布飛行場は、私が現住地に越して来る前まで生活していた三鷹市に隣接していて、長男が一歳頃から歩き出したのをきっかけに、毎週末の休みには【調布飛行場】や【小金井公園】、【井の頭公園】、【深大寺と神代植物園】などを代わる代わる訪問しては広い場所を思う存分走り廻らせていた場所の一つだった。 また、私が幼少の頃、兄が夢中になっていた【石原裕次郎】さん主演映画の中に今回の【調布飛行場】を舞台にした映画【天と地を駆ける男】があって、芦田伸介さんや北原三枝さんら共演者の表情までを今でも鮮明に記憶している。 【主題歌】(YOUTUBE)♪ 雨だ 霧だ 嵐だ おいらの地球は逆さまだ 恋のチャートのフライトプラン そっとあの娘に囁けば 雲が飛ぶ 夢が飛ぶ 風が鳴る 風が鳴る 空は 空は 男の 泣きどころさ【映画に使われたパイパー・アパッチ機・同型機】 そんなこんなで、思い入れのある調布飛行場近くで重大事故が発生したのはショッキングであった。 事故原因については、警視庁や【国・交・省、航空機事故調査委員会】などで捜査されているが、今後回収されたエンジンの解析や生存している同乗者の聞き込みなども重要な証拠となりそうだ。 現在までの所、事故原因の有力なものとして、(一).機体(エンジン)の整備不良(二).積載オーバー(三).離陸前点検の手抜き等が挙げられているようだが、何れも推測の域なので、ここでは詳細を割愛する。 ここで、私が言いたいのは、【割れ窓の理論】でR。。。。【割れ窓の理論】とは「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」との考え方言い換えると、小さなミスを見逃したり放置していると大きな事件、事故が起こる。と言うもの。 つまり、今回の事故は【機体(エンジン)の整備不良】や【積載オーバー】、【離陸前点検の手抜き】など一つ一つが単独で見逃されていたのならこれほど大事故にはならなかったかも知れないが、今回は三つのミス(又はそれ以上)が重なった為に発生したように感じる。 また、パイロットは国や東京都の許可なく【操縦士訓練事業】を営業していたようだし、経験飛行時間も実際は700時間程度なのに1,500時間と申告していた事も判明している。 また、今回の飛行が調布飛行場では禁止されている【遊覧飛行】だった可能性も強く、幾つもの違法スレスレの行為に対し、法の罰ではない何かが罰を与えたような気がする。※参考 【事故原因の推定】(外部)リンク『今日のお花』:【ハイビスカス】(葵科)