奥多摩・御岳山のレンゲショウマ
数年前にネットサーフィン途中の掲示板で偶然、【蓮華升麻(レンゲショウマ)】の花が投稿されているのを見掛けた。 その時初めてこの花の存在を知ったのだが、何とも奥ゆかしい上品な花だと一目惚れした。 説明書きを読んだら東京・奥多摩の御岳山(みたけざん)との事だった。 御岳山なら我が家から車で1時間程度で行ける範囲なので、機会を作って是非出掛けようと思っていた(ここまで、思い入れの解説)。 【レンゲショウマ】の花期は八月一杯のようなので、今年はなんとか出掛けようと狙っていた。 しかし、八月に入って以降関東地方は天候不順が続いて出掛ける機会が見つからなかったが、今日ようやく晴れるとの事なので、五時起きして出掛けて来た。 前日の下調べによると、最盛期には通路が三脚だらけになるとか、駐車場が少ないなどの情報を見掛けていたのでケーブルカーの始発に合わせて、現地着7:30の目標で家を出た。 国道16号~青梅街道~青梅市街~国道411号でJR御嶽駅を通過した1Kmほど先の左側に朱色の大きな鳥居が見えるのでそこを左折。 ここからは舗装はされているが、だらだらと上り坂の続く狭い山道なので速度に注意しながら凡そ1.5Kmほど進行すると突き当りになっていて、そのすぐ右手が御岳登山鉄道のケーブルカー・滝本駅で、その脇に立体駐車場(二層階)がある。 有料駐車場の目の前がケーブルカー・滝本駅なので、往復乗車券を購入してケーブルカーに乗り込む。【ケーブルカー・滝本駅】乗車時間凡そ10分程度で【御岳山駅】に到着。 引き続き、リフトで昇ろうと思ったが、何故か営業していない。 仕方ないので、駅の右手の方から山道に向かうとすぐ【レンゲショウマ入口】の案内看板が見えた。 しかし、チラリと上を見たら凄い急勾配な上、階段の段差が大きく昇り辛そうに見えて気が萎える。 暫し勇気を出して昇り始めるが、段差が膝の高さほどもある場所があって、やっとの思いで、一人で『ヒーヒー』言いながら登る。 【急勾配で長い階段】 階段を10段登っては休憩しつつ、5分ほどしたら所々に【レンゲショウマ】の花が見え始めた。【レンゲショウマの花】 一通り撮影して『さあ、帰ろう』と思ったが、今来た階段はこれから昇って来る人が大勢居るだろうし、あの急勾配の階段を下りるだけの自信がない。 やや暫く迷った挙句、リフトが営業しているのに期待して大展望台駅を目指してまた、エンヤコラと登り始める。 さっきと同じように10段登っては休憩しつつ、やはり5分ほどで大展望台駅に辿り着いた。 しかし、やっぱり営業してない。 運行時刻表を探しても何処にも見当たらない。 休憩がてら15分ほど待っても一向に営業する気配がないので、周りを見渡したら案内看板があったので、眺めるとケーブルカー駅まで徒歩で下りられそうだった。【大展望台駅近くの案内図】 上図の赤い線が私の歩いたルートで、大展望台駅から大凡30分ほど掛かった。 這う這うの体でケーブルカー・御岳山駅に辿り着いた。【御岳山駅】 【すれ違いポイント】 ケーブルカーの始発で登って約二時間ほどで下山して来たが、もう二度と来たくないと強く思った。 自分の下調べが悪かったせいではあるが、御岳山は立派なハイキングコースなので、自宅周辺の散歩の延長程度のつもりで出掛けたら酷い目に遭う。 私はちょっと花の撮影だけしてトットと帰るつもりで出掛けて来たが、周囲は完全な山の中なので、下手な行動を取ると迷子になる可能性があり危険なので、確りと事前の下調べと準備をした上で出掛ける必要があると思う。 事実、多くの人はトレッキングシューズにリュックを背負って、中には杖を持参している人も見かけた。 私は花だけ撮影して帰るつりだったので、スニーカーにGパン、ポロシャツだったが、足元の悪い道が多く石ころや岩の頭などがゴロゴロしていてでつまづく事もあったので要注意だと感じた。。。。 確かに、【レンゲショウマ】はそれなりの高地でないと開花しないようなので、この花を観ようと思ったらそれなりのリスクが伴うようだ。 尚、大した画像はありませんが、凡そ35画像、3分程度の【スライドショー】を作成したので、ご笑覧頂けると幸いです。【レンゲショウマのスライドショー】 【参考資料】(外部リンク)※-1 【関連個人ブログ】 ※-2 岳鉄道アクセス案内】※-3 【レンゲショウマ】※-4 【現地情報】(御岳ビジネスセンター)5