大晦日
2017年の大晦日は午前8時過ぎ頃都心部とその周辺部で今シーズンの初雪が舞い、朝から曇天で気温は上がらず肌寒い一日だった。 冷え込みはこれからが本番で、今シーズンは積雪がありそうだ。 天気予報では5日の金曜日が降雪予報となっている。 一方、金正恩第一書記もトランプ大統領もこの日ばかりは挑発的な発言を控えたようで、表向きは静かで平和な雰囲気の年越しとなった。 19時からのNHKの定時ニュースが15分で終わってしまったが、チャンネルをそのままにして【紅白歌合戦】のオープニングを眺めていた。 初っ端から白組も紅組も見知らぬグループなのでチャンネルチェンジ。 “高齢者”はテレビ東京で毎年“恒例”の【年忘れにっぽんの歌】の方が馴染みが良い。 番組前半で前川清が登場した際、司会の一人、中山秀征が『前川さんが初めてた覚えた歌謡曲は何ですか?』と問うと前川は『お富さん、学校で歌ったら先生に怒られた』と言っていて、私にも似たよな経験があったのを思い出した。 【お富さん】は春日八郎さんのヒット曲で、1954年8月に発売されたそうである。 私は小学校入学前だったが、その当時【お富さん】は大変なヒットで年中何処からか聞こえたきていて、子供心にもいつの間にか歌詞を覚えて♪粋な黑塀 見越しの松に 仇な姿の洗い髪 死んだ筈だよお富さん 生きていたとはお釈迦さまでも 知らぬ仏の お富さん エーサオー 玄治店(げんやだな) などと鼻歌で歌っていたら、父親から『子供がそんな歌を歌うんじゃない』と叱られ、きっと子供が唄ってはいけない歌詞なんだろうと納得していた。 私がその次に記憶に残っている曲は、【荒木一郎】さんの【空に星があるように】と言う名曲でR。。。。 高校時代の受験勉強中に勉強に疲れると休憩してラジオの深夜放送に耳を傾けていた。 その頃はニッポン放送で【荒木一郎の星に歌おう】と言うのを毎晩放送していて、番組終了時に荒木一郎自作の【空に星があるように】が流れていた。 アコースティックギター一本の静かでスローテンポの曲でとても気に入っていた。【空に星があるように】♪空に星が あるように浜辺に砂が あるように ボクの心に たった一つの小さな夢が ありました風が東に 吹くように川が流れて 行くように時の流れに たった一つの小さな夢は 消えました淋しく 淋しく 星を見つめ ひとりで ひとりで 涙にぬれる何もかも すべては終わってしまったけれど何もかも まわりは消えてしまったけれど春に小雨が 降るように秋に枯葉が 散るように それは誰にも あるような ただの季節の かわりめの頃【YOUTUBE】で聴く そして同じ頃、この番組の直後には確か10~15分の短い深夜放送があって、そちらのエンディングは【由紀さおり】さんの【夜明けのスキャット】で、のびのびとした美しく透き通った高音が寝静まり返った闇夜に響き渡るようでこの曲もすごく気に入っていた。【夜明けのスキャット】♪ル~ ル ルルル~ル~ ル ルルル~ル~ ル ルルル~ルルル ~ルラ~ ラ ララララ~ ラ ララララ~ ラ ララララ~ララ ラ~パ パ パ パ パパ パパ パ パ パ パパ パア~ アアア アア~ アアア アル~ ル ルルルル~ ル ルルルル~ ル ルルルルルル ル~ ル愛しあう そのときに この世は 止まるの時のない 世界に ふたりは 行くのよ夜は流れず 星も消えない愛の唄 ひびくだけ 愛しあう ふたりの 時計は 止まるのよ 時計は 止ま~る~の~~ その当時は二番の歌詞はなくて、ただひたすら♪ル~ルルル~ ル~ルルル~の部分だけが流れていた。 この曲はラジオ放送直後の早い時期に大きな話題になったが、中々レコード化されずレコード発売されたのは評判になった後数年後だったように記憶している。 当然、私は直ぐに購入し学校から帰ると毎日毎日レコード盤が擦り切れるほど聴いたものだった。【YOUTUBE】で聴く よく、『歌は世に連れ、世は歌に連れ』などと言われるが、昭和の歌謡曲には耳に馴染むメロディラインと美しい日本語の歌詞があって、曲を聴くとダイレクトにその曲がヒットした時々の記憶が鮮明に蘇るものだ。。。 さて、今年も一年間、【晴れ晴れ日記】をご笑覧戴きまして心より厚く御礼申し上げます。 来たる新年が皆様にとって素晴らしい年となりますようにお祈り申し上げます。『今日の花』:【磯菊(イソギク)】(菊科)