狭山市都市緑化植物園で【泰山木の花】と【采振木の実】
今年の梅雨入りは例年よりも早そうでぐずついた天気が続いていたが、今日は久し振りに朝からスカッと晴れた。 梅雨が近づくと毎年【泰山木(タイサンボク)】の花を観たくなるので、地元の【都市緑化植物園】に出掛けた。 今週の火曜日に訪れた時にはまだ開花していなかったが、今日は駐車場側入り口の目の前にある木は蕾が見えたものの、開花前だった。 半分諦めて念の為、奥にあるもう一本を確認しに行くと白い大きな花が見えた。『よしっ、咲いてる象♪』(←心の呟き)早足になって、花の下に向かうと・・・咲いてる、咲いてる。。。白く大きなおわん型の花弁の中にある"蕊"の根元が赤いリボンで結び付けたようでとてもユニークだ。まるで人間が結び付けたようにも見えて楽しい。【泰山木】の特徴を【季節の花300】(外部リンク 別窓)から抜粋・転用すると、 木蓮(もくれん)科。・開花時期は、 6/ 1 ~ 7/10頃。なんとなく梅雨空に似合う花♪・北アメリカの東南部原産。 明治初期に日本へ渡来。大きい白い「おわん」形の花。芳香あり。・街路樹、公園樹としてときどき見かける。背丈がかなり高くならないと花が咲かない。・花、葉、樹形などが大きくて立派なことから賞賛してこう名づけられた。また、花の形を、大きな盃(さかずき)に見立てて【大盃木】、それがしだいに【泰山木】になった、とも。・【大山木】とも書く。【泰山木(タイサンボク)の花】(木蓮科) 一つ一つの花の寿命は短いものの次々と別の蕾が花咲くので、恐らく今月一杯は楽しめるものと思われます。 そして、もう一つ。【泰山木の花】を撮影し終わって振り返った視線に小さな【赤い実】が飛び込んで来た。『んんっ。何、何?』と近づくと木の枝先に直径5mmほどの真っ赤な実がギッシリ実っている。『何の実だ・・・・』『そんだ!!ここは春先に【西洋采振木(セイヨウザイフリボク)】(薔薇科)の花が咲いていた場所じゃん!!こんな【小梅】みたいな実が生るとは知らなかった。』(←心のつぶやき)これまでも毎年この時季にも何度もこの場所を訪れていたのに初見とは恐れ入りました。【木】に為っている実に【気】付かずにごみんにー。【采振木(ザイフリボク)】(薔薇科)の特徴を【季節の花300】(外部リンク 別窓)から抜粋・転用すると、 4月下旬頃、もじゃもじゃの形の白い花が咲く。・花びらの形が「采配」に似ていることからこの名前になった。・めったに見かけない・夏から秋にかけて実がなるが小さく、食用にはならない。・「アメリカ(西洋)采振木」によく似ている。「アメリカ(セイヨウ)采振木」(ジューンベリー)・4月上旬に開花・街中でよく見かける・花びらは太い・花のあと、すぐに実がなる(5月頃)。食用になる。・別名=【四手桜(しでざくら)】【采振木の花】(薔薇科)撮影日=2020年4月9日【采振木の実】本日(2022年5月28日)撮影 今日、ここにご紹介した【泰山木の花】も、【采振木の実】もその辺の街中で普通に見られるものではないので、見学に足を運ぶ価値はありそうです。 但し、どちらも木の上にあるので、【頭上注意】で散策願います。最後に場所のご案内・・・【広域地図】【園内MAP】