愛車の買い替え
この度、丸10年間乗り続けて来た愛車を乗り換える事とした。【今度乗り換える事になった現在の愛車】【販売当時のカタログ】※ 画像は、ネットより転用。 きっかけは2019年4月に起きた、当時87歳の高齢者が運転する車による【東池袋自動車暴走死傷事故】でR。 この事故では、暴走した乗用車が赤信号の交差点に突っ込み、青信号で横断歩道を渡ろうとしていた当時31歳の母親と自転車の後ろに乗っていた3歳の女児が死亡し、運転をしていた高齢者を始めとする10人(運転者を除くと9人)が負傷するというセンセーショナルな交通事故であった。 この事故はその後、警察の詳細な調べによって、高齢運転者による【アクセルとブレーキペダル】の踏み間違いによるものとして起訴され、2021年に被告の禁固刑が確定している。 この事件を契機に世間では、高齢ドライバーによる運転操作ミスを原因とする交通事故が多発(多分に、メディアの偏った報道の影響もあろう)し、高齢者に【運転免許の返納】を促す風潮が強まった。 実際、これを契機に高齢運転者の免許更新制度が改正されている。 我が家でも、息子たちが私に対して『おとうさんも免許返納を考えたら・・・』と言い出した。 それでも私が頑として受け付けず無視し続けていたので、子供たちも私の免許返納を諦めたのか、最近は『サポカーに乗り換えな、近所を走り回るだけならあんな(クラウンみたいな)大きな車はいらないでしょ。ガソリンももったいないから軽にしなよ。』としつこく煩い。 私としては、公共交通の便の悪い【片田舎暮らし】には車が無いと生活が成り立たないと思っていたので、自覚するまでは今のまま乗り続けるつもりでいた。 そんな折、六月頃から運転席側の窓ガラスに汚れが目に付くようになり、洗車の度に一生懸命洗っても一向に綺麗にならないので先日、ディラーに相談したら、『これは汚れではなく、UVカット加工の処理剤が劣化して剥げ落ちた所為だと』言う。『ハア? そんな事初めて聞くぜー・・・』(←大いなる不信感) そして、『修理は不可能で、ガラス交換するしかありません。』との説明。(←トヨタのディラーは何時だって修理の選択肢がなくて大抵、簡単に『交換ですねー』と言い放つので気に入らない思いをしていた。)当方としては少々の汚れやUV効果なんて不要なので、そのまま乗り続けようかと考えていたが、汚れの面積がだんだん広がって視野・視界に影響が出そうなので思案していた所、ディラーから電話で、『ガラス交換に約6万円掛かります。11月に車検も控えていますのでこの機会に新車に乗り換えませんか?』と言ってきた。(←来た、来た。ディラーの常套手段) 『試しに幾つかの例について見積書を作成しておきますので、近い内にご来店願えませんでしょうか?』と言う。 以前の担当者なら用事がある時は向こうから我が家を訪ねて来たものだが、今の若い担当者に変わってからは、予約日の予約漏れや連絡漏れが屡々あって少し信頼を失っていたので、素直に『いいですよー』は言い難く、『その内でいーよー』と放置していた。 そもそも、前回の車検時にも同じ提案があって、その時は【下取り価格が80万円】だったので、『そんなアホみたいな金額で売れるかっ!俺はこの車が気に入ってるんだから、乗り潰すまで徹底的に乗り続けるから放っといてくれ!』と次の車検も受ける覚悟を決めていたので、私の頭の中に買い替えなんて【これっぽっち】も無かったのでR。 数日後、ディーラーから一通の葉書が届き、『次回の車検が11月▲日です。』と連絡して来た。 残り三か月か・・・・ちょっと話を聞くか。 となって、ディーラーを訪ねたのが8月8日(まんまと、ディーラーの誘いに乗ってしまった)。あれこれ説明を聞き、『少し、検討するから 2~3日余裕を頂戴。』と言うと『それがですねー、僕たち11日(=山の日の祝日)から盆休みに入っちゃうので、お返事は盆明けの18日以降にして貰えませんか?』(←ここでもディーラーの都合優先)と言う。(←何だよー、車を売りたかったら休んでいる場合じゃねーべ ←心の呟き) そうは言ってもお盆は国民的行事なので、こちらの我儘は通用しない。 仕方ないので、交渉中断し帰宅後、長男に経過説明したら、『ディーラーの下取り価格は幾らか?』と聞かれ、提示されている金額を伝えると『それは全然安過ぎる。下取りじゃなくて買い取り業者に一括見積を出させたら軽く数十万円の上乗せが可能だから、もし買い替えるなら先ずネットで【買い取り業者の一括見積】を取るべきだよ。そこで少しでも高く売ってその現金を持って別のディラーで軽を探せば必ず良い買い物が出来るよ。』と言う。 折からの盆休みでどこのディーラーも一般的な自動車販売店も休業だらけで、直接交渉は不可能なので、思い切って【ネットの一括見積】をクリックしたら、ものの10分も経たぬ内に電話が鳴り出し『査定させて欲しい』と言って来た。一通りのスケジュール打ち合わせを済ませ受話器を置くやすぐさま次の業者から問い合わせ。 そんな風に受話器を置く度に次々と連絡が来て面倒臭くなったので、 TVCM等で名の通った会社だけに査定依頼する事とした。 結局、その日は電話だけでも5本、メールが5~6通も来ていっぺんに忙しくなった。数日後に、日にちを変えて2社づつ呼び出して同時に査定をして貰ったら、査定に来た6社の値段は最低と最高で40万円ほどの差があった。『へえー。ネット広告ではこの手の話を何回か目にした事があったが、本当なんだー』と感心した。 その後、メールで問い合わせて来た業者の中から大手の業者をピックアップして問い合わせるとやはり、『直接査定させて欲しい』と言って面倒だなと思ったが、長男から『後の業者ほど、高い値段を付けて来るから粘り強く交渉するように』とのアドバイスを受けていたので大手の2社にだけ査定依頼したら、そのうちの一社が『これまでの最高価格は幾らですか?』と聞いてきたので、【オー▲・バッ▲▲社】の見積書を見せたら『オー▲・バッ▲▲さん頑張って、良い値段を付けましたねー』と言う。そして暫く丁寧に査定した後、タブレットを駆使して計算をして『オー▲・バッ▲▲さん(これまでの最高金額)よりも更に+2万円で買い取らせて頂きます。但し、買取車両は8月一杯に引き渡して欲しい。』と言う。 事前に自分の車と同じような条件の車について下取り価格をネット検索したら145万円~180万円となっていて、愛車の運転席側のウインドウ・ガラスの交換など細かな修復個所もあるので180万円は無理だと思っていたが、ほぼそれに近い線が提示されたので、査定立ち合いの疲れもあり、ここらで手を打つ事にしたが、結局、最初にディーラーが提示して来た額(=ネット情報の下限値)よりかは20万円以上高く買い取ってくれる事になった。(←それにしても、ディーラーの値段はあまりにも安すぎる額だった。) さあ、8月一杯で愛車を手放す事となったからには、次の新車を急いで探さねばならない。端より買い替えの意思などこれっぽっちも無かった所での急展開なので全く準備しておらず、大急ぎでネット検索したり、複数のディーラーへ足を運んで直接説明を受けたりを繰り返し、一週間がアッと言う間に過ぎた。猛暑続きの暑いさ中を走り回って大変疲れた。 年金暮らしの文無しには余分な金など無いので、今の愛車を購入する時には、 『歳も歳だし、次は人生最後の車になるだろうけれど軽だな』と決めていたので、次の新車の予算は【愛車の買い取り金額+車検代程度】の200万円以下の【K-CAR】と決めていた。 今時、軽とは言え、フル装備のサポカーの新車ともなると200万円では厳しかったが、私の生活圏内にある業者の一つ(ディーラー)が、正規の見積もり額よりも30万円ほど値引きすると言い、当方の予算内に入って来たので即刻購入予約を済ませた。但し、折からの【半導体不足】で納車は10 月下旬~11月上旬頃になるとの事だった。 さて、そうなると次は愛車を引き渡した後、新車の納期までの間の代車が必要になる。購入予定業者に交渉したら『8月一杯は予約で埋まっているので9月1日以降なら準備致します。』ウ~~ム。微妙な日程だなー・・・・思い切って、愛車の買い取り業者に事情説明したら、『そしたら、その隙間はウチで代車を出しましょう。』と提案してくれて全てが解決した(アッ▲▲さん、ありまと~~)。当面の【代車】【納車までの代車】※ 上記2枚の画像は、【ネット】より転用 結局、軽とは言え、クラウンのフル装備に近いフル装備のサポカーを購入することになった。【購入予定の新車】※ 画像は、【ネット】より転用 ハ~~ア、ついに軽に乗る身になっちまったか・・・・まあ、サポカーだから息子たちから煩く言われる事も無くなるだろう。。。。 今の愛車はフルモデルチェンジの発売計画の発表段階から気に入っていて、契約開始解除初日にディーラーに電話して試乗予約して即刻購入契約をした経緯もあるし、10年間乗り続けて愛着も未練もある。。。本心はまだまだ乗り続けたい愛車なのでR。。。 今日、昼過ぎに買い取り業者が訪ねて来て、【僕の愛車】を連れて行った。。。。。心に大きな穴が空いたような悲しい気分になった。。。。