初秋の花散歩
子供の頃から『暑さ寒さも彼岸まで』とは耳にタコができるほど聞かされて来たが、今年の秋はそれが非常に顕著となった。 それは、【天気図】の上からも明瞭で、彼岸前・後の秋雨前線の位置がそれを証明している。 この事は【気温】にも言えるようで、例えば【東京】の9月の気温変化を見ても、彼岸の入りを境に最高気温も最低気温も何れも一段(-5℃)程度の低下が認められる。彼岸・前後の【天気図】の比較【彼岸前の天気図】(2023年9月18日)【彼岸入り後の天気図】(2023年9月24日)東京の【9月の気温変化】 今日は、朝の内は曇天で気温も低めに感じ、天気予報では各地で『この秋一番の冷え込み』などと報道していた。 つい数日前までは、『日中の猛暑日、夜の熱帯夜に留意して、熱中症対策を』と促してたいたのは遠い過去の話のようになってしまった。 10時近くになって日差しも差し込み、気温も上がり始めたので、凡そ半年振りに地元・智光山公園・都市緑化植物園に足を伸ばして【花散歩】を楽しんで来た。『天高く・・・』【今日の秋空】この時期は、何と言っても【彼岸花】だ。【彼岸花】(彼岸花科)夏の名残の【ハイビスカス】(葵科)百日間咲き続けると言われている【百日紅(サルスベリ)】今が盛りの【シオン】(菊科)【トレニア】(胡麻葉草=ごまのはぐさ科)【藪蘭(ヤブラン)】(百合=ゆり科)【花園衝羽根空木(アベリア)】(吸葛=すいかずら科)【花虎の尾(ハナトラノオ)】(紫蘇=しそ科)涼し気なネーミングの【初雪葛(ハツユキカズラ)】(夾竹桃きょうちくとう科) 【小笠原気団(太平洋高気圧)】に変わって、大陸の【揚子江気団(乾いた移動性高気圧)】に覆われたので、気温が少々上がっても汗を掻く事も無く、爽やかな【花散歩】を満期しました。