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カナダでは、中古品を購入して、
使うのはとてもポピュラーです。 アンティーク品やビィンテージ品を 扱うお店から、日常で使う生活用品や衣類、家具を 扱うお店、ネットや新聞やお店の掲示板で売る個人、 ガレージセールを開く家族など、 中古品を買うことも売ることも日常の光景です。 日用品を扱う日本でいう「リサイクルショップ」的な お店の中には、商品はタダで寄付されたもので、 運営は教会系で、働いている人もボランティアだったり、 収益もまた寄付されるという、システムで、 個人の営利企業でないお店もよくあります。 このお店で買った商品のレシートは、 寄付ってことで、一応、税金の控除対象にもなります。 インターネットの地元向けの「売ります」サイトも ありますが、日本と大きく違うのは、お金の受取や 物の受取りを振込や郵送ですることを半ば禁止しています。 お金の支払い、受取り、商品の授受も対面で行うよう、 指導しています。 もちろん、詐欺にあわないため。 私もこうした中古品やアンティーク、ビンテージを見るのが好きで、 たまに見に行きます。 すると、「こんなところに、日本のものが?」 ってものを見つけることがあります。 たまに見かけるのが、「ノリタケ」の陶器。 日本も戦前から海外に輸出してましたからね。 日本人の感性にあっているのか、私がいいなぁって思って、 手に取ると、あれっ「ノリタケだ」ってことがよくあります。 ヴィンテージもののノリタケは、こちらのショップでも 安くありません。 ノリタケ グレンウッド ティーカップ&ソーサー そして、ごく稀に「なんで日本のこんなものが?」って、 ものにも出会うことがあります。 例えば、驚いたのが、昔の子供向けの本。 これって、どうしてここにあるんだろう? って思うのです。 もしかしたら、これは、戦時中に日本人が強制収容所に 行かされたときに、家に残されたものだったんじゃないかなぁ、 とかね。 アンティークやビンテージ品、いわゆる中古品は、 前の持ち主がどうだったのかな、って考えるのは、 ときに楽しく、時に不気味なんだけど、 こうした日本のものを見かけると、中には、 日系人家族が強制収容所へ送られた際に、 日本人家族が荷物を残して立ち去って行った家に、 物色するように入り込んで、持って行った人間もいたんだろうなぁ、 って思うと、その家族の気持ちを思うと、悲しい気持ちになるのです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.11.30 12:03:53
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