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【安倍元首相銃撃】祖父の岸信介首相もナイフで刺されていた 過去にも起きていた政治テロ事件安倍晋三・元首相が奈良で街頭演説中に銃撃され、病院に緊急搬送された。「心肺停止の状態」と報じられている。山上徹也容疑者は元海上自衛隊員で、その場で警察に逮捕された。動機や背後関係などはこれから取り調べが進むが、政治テロ事件であることは間違いない。 安倍氏は自民党最大派閥の領袖であり、政界に大きな影響力を持つ。それだけに、事件が7月10日投開票の参院選、今後の日本の政治に及ぼす影響は計り知れない。 こうした政治家へのテロ事件は、過去、数多く起きている。戦前は原敬・首相の東京駅での刺殺事件(1921年)、浜口雄幸・首相もやはり東京駅で銃撃され(1930年)、一命を取り留めたが、首相を辞任した。 戦後は日米安保条約の改定をめぐって左右対立が激化した1960年に2つの政治テロ事件が起きた。 7月には、安倍氏の祖父である岸信介・首相が内閣総辞職前日、首相官邸から出てきたところを元右翼団体メンバーだった男に登山ナイフで左太ももを刺され、重傷を負った。後任に決まった池田勇人氏の自民党総裁就任パーティーを終えたところだった。犯人は「反省を促す意味でやった」と供述している。 同年10月には、社会党委員長の浅沼稲次郎氏が日比谷公会堂で開かれた総選挙に向けた演説中に、演壇に駆け上がってきた右翼少年に腹部を刺されて死亡した。11月の総選挙には浅沼氏の妻・享子氏が後継出馬して当選した。 1975年には、三木武夫・首相が佐藤栄作・元首相の国民葬の最中、日本武道館の西玄関前で遺骨を出迎えるために待機していたところを右翼団体の男に顔を殴打された。この事件を機に、警視庁は要人警護の専門チームとしてSPを発足させた。また、首相になる前だが、宮沢喜一・元首相は1984年、宗教団体を名乗る男に都内ホテルに呼び出され、面会したところ灰皿で殴られる事件に遭った。 https://news.yahoo.co.jp/articles/9b17d21ca8d41dad5f9d003b8cecc76ed5fbd9d7 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.07.11 18:02:19
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