ぼちぼち日記

木曜日、借りていた電動ベッド、サイドテーブル

車椅子を返却しました。

ひきとりはTさんではなかったので残念でした。

ひとことお礼を言いたかった。



部屋がガラーンとなり、

もう母がこの家に帰ってくる事はないのか・・・という思いが

こみあげてきた


父には電話で、今日引き揚げる事になったのは

言ってあった。



その日の夕方、母からメールで

『お父さん、あの子らが決めたことやから仕方ないな、て言うから

　私が決めた、て言ったら、情けないわっていうて

　捨ぜりふで帰ったわ』

とあった。

はあ～


しばし、考える。

情けないって、どういう意味？

誰に対して言ってんの？

また私には言わんとお母さんにはそういうこと言うんやな


これは私の胸の内にしまうべきか・・・

でも、無理だったーーーー。



家に電話したら、いた。


私「情けないってどういう意味？
　　・・・お父さんは、お母さん家でみるつもりやったん？」

父「もうベッドもなにもないし無理や」

ブチ

私「そんなん、いつでもまた借りれんねん！
　　お父さんの気持ちを聞いてるんや。
　　すねてるだけか！
　　お母さんも、ずっと病院って言われるより
　　家に連れて帰りたいって
　　言われたら嬉しかったとはおもうけど・・・。」

父「でも首横に振っとったぞ。」

私「そらそうやろ。
　　じゃあお父さんお母さんつれて帰って
　　優しくしてあげられるん？
　　また傷つける事言うんやろ？」

父「そんなん言うけどな！じゃあ何にも言うたら
　　アカンのか！
　　あれせい、これは違う、言われて・・
　　わしは奴隷か！？」

ブチブチッ

私「じゃあ私も奴隷か！
　　・・・もうええわ・・・。
　　・・とにかく、私らが勝手に決めたことやとか
　　二度と言わんといて。
　　それと、病院に行ってまで『今からひと仕事や』とか
　　言いながらしてるんやろ？
　　そんなん言うんやったらもう行かんでいい。」

父「ああ！もう分かった！行かへんわ！」

そのあと捨ぜりふで電話切られた。



つい、売り言葉に買い言葉で

探りたい所（部屋がガランとしたショックによるのか）は

わからなかった。

父の母に対する態度が変わってないのだけは分かった。



お父さん、あなたに決断力・行動力がないから苦労してるんです。

あなたの弱者に対する思いやりのなさに怒ってるんです！！



　　
時間が経てば、

父の寂しさや父なりの努力や

自分の気持ちを子どもに理解してもらえない悲しさや情けなさ

が見えてくる日がくるかのしれないけど。


母にひどいことを言ってつらい思いをさせた事を

父が母に詫びない限り

私は父を許せないような気がする。




正直、人生でここまでだれかに憤った事がなく

怒りに慣れていないので自分が自分じゃないみたい


私って、怒ったらコワい。

声でかいし、しつこいなあ・・。

あらたな自分を発見してしまった




とにかく父とは距離をおきたい。

父には自分のしてきた事、言った事よく思い出して

今の状況とこれからどうしたらいいのかを考えて欲しい。





金曜日に病院に行ったときOさんが部屋に立ち寄ってくれた。

「きのう、ベッドやら引き揚げてもらいました」

と言うと、

「退路を断ちましたね～」

と苦笑いされた。

そうだ、あれは退路だ。

これからの道が進路だ。


今のところは病院療養を希望している母。


母の本心をさぐりつつ・・支えて行こうと思う。