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カテゴリ:40歳過ぎてからのバイクって・・・2
6時間目。シュミレータ???
さっきの教官が続けて指導していただけるとの事。 「プロテクターはずしていいですよ」はずした。 「ヘルメット脱いでいいですよ」脱いだ。 「グローブも・・」脱いだ。 「では、教室へ移動しましょう・・・」 約20年前の自動車教習には、こんな教習がなかっ た。シュミレータ。「どうせ、一時期ゲーセンに あったハングオンみたいなもんでしょ、へへへ、と 完全にバカにしていた・・・ 教室に入ると「涼しい~」、声に出すほどエアコン がきいた部屋。なんとまあ、1生徒に贅沢な・・・ と思っていた。奥に入るまでは・・・ 空調管理を徹底していた理由は1生徒のためではな く、教室中央に鎮座しているこの機械とPCのため であった。 「ハングオン」なんてバカにしていた代物ではない。 画面が横に3分割され、中央には車輪だけがない、 そのままのMTバイクがセットされており、脇には 教官が操作するPCがあった。 「では、乗って下さい」 コース同様に後方確認し、またがる。画面がブルー バックから、無機質な景色に変わり、エンジンスター トの音声が流れる・・・しっかりバーチャルではな いか!! 「最初は練習です。自由にコースを走って下さい。」 走り出す・・・エンジン音、ハンドルの重さ、ブレー キ時の車両の傾き、一番びっくりしたのは、橋の上に さしかかると横風が吹き、車体が流れてしまう・・・ すげー、でも怖えー、転ぶことがなかったり、ぶつか ることがないと分かっていても、リアルに運転してい る感覚があり、慎重になる・・・プスン・・・ エンストまでリアルなのね・・・ 「連続カーブを走行します」 「砂利道・工事中の鉄板の上、ウェット面を走ります」 「人が飛び出しますよ」 「急制動してください」 実際、教習コースでは味わえない、万が一でも味わった らヤバい内容を次々とバーチャルで経験する。 また、あっという間に時間が過ぎた・・・ 「お疲れさまでした!」ハンコをもらえた。 コース上以上に怖さを感じた。 もちろん、4~5時間足らずの教習では、1つ1つに 余裕がなく、操作に固執してしまっているのだが、普通 に毎日4輪を運転している私にとって、2輪の運転が どれだけ危険要素を持っているのかを教えられた気がす る。バーチャルであっても貴重な経験だった。 帰り道・・・ 本屋により、バイク雑誌を立ち読みする(買わなくてごめ んなさい)。 何年振りだろうか、このワクワク感は。 すぐにバイクを買えるほどの余裕はない。 まだまだ、免許取得までは時間もかかるし。 でも、ちょっとずつ、楽しみ感が出てくる。 バイトと初任給で頭金を捻出し、シビックを買ったときの 記憶・・・ カタログの最初に載っている最上級車には手が届かないけ ど、いろいろ雑誌を見たり、他ディーラーにも通って比べ て決めた車。 車種を決め、カラーを決めたら、当時「その色はヤダ!」 と、付き合って間もなかった今の妻に(金も出してないの に・・・)言われ、渋々お望みの色に変更したっけ・・・ その後も、少ない手持ちの金で、オプションを追加したり カーショップに行って、内装品買ってみたりと。 その楽しみ感がよみがえってくる。 40代でこの気持ち・・・贅沢だよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 16, 2010 07:36:45 PM
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