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お墓参りに行ったついでと言っては・・・
母方の祖父は、数年前に亡くなっているが、戦争時 戦艦乗りであった。 身長は180を超えており、骨太で、亡くなって、 葬儀の時、標準の棺に入らず、別注サイズをお願い したくらい、頑強な体つきであった。 初孫だった私は、かなり可愛がってもらったが、当 時、父の仕事の関係で、転勤が多く、会う機会が少 なかったせいもあったかもしれず、余計会うと喜ん でくれた記憶がある。 ある日の夜、祖父のところに泊まった時に、昔なが らの家だったため、トイレが離れにあり、怖がって トイレを我慢していた。すると祖父が私を怒鳴り付 け、「お化けなんか怖くない!!生きている人間の 方がじいちゃんはすごく怖い!!、我慢しないで、 行きなさい!!」と・・・ 初めて祖父に叱られたが、その頃は言っている意味 がわからなかった・・・「生きている人間の方が怖 い」・・・・ 海軍として戦争に出向き、当時の同級生では祖父が ただ一人、生きて帰ってきたそうだ。 出征当時は、海軍として期待され、大手を振って、 戦地に向かったが、帰ってくると、まるで生きて帰 ってきたことが罪のように周りから言われたらしい。 もちろん戦地でも惨状を目にしてきたのだが、その ことは、妻である祖母にはにはもちろん、家族全員 一生話すことはなかったらしい。 死にゆく戦友や、日本に帰ってからの周りの人の目、 戦後家族を養っていく苦労、いろいろな感情があっ て口から出た言葉と、年齢を重ねた今なら、少しだ け、理解できると思う。 現在、日本では戦争がない・・・ 徴兵もない・・・ 平和という一言で片づけられない悩みは、誰もが持 っているだろうが、「生き死に」が目前にある環境 ではない・・・ その下積みを作ってくれた先駆者を一日だけでも、 想い出しても良いのではないか・・・ 「終戦」を記念できる国で生活できているのだから。 コメントまじめすぎました・・・ 次回から、元に戻ります・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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