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カテゴリ:わが家って・・・
妻が入院し、手術をして、退院した。
病名は「子宮筋腫」。 もちろん男性にはない病気であるわけで・・・ 定期検診で、以前からその存在は知っていた。 だが、妻と主治医が相談し、手術のリスクと術後のリスク を考え、手術をもう少し先にと考えていた。 しかし、ある時期から、腰に痛みを訴えるようになり、そ のことを主治医に相談にいったところ、急遽入院が決定した。 入院3日後に手術が行われた。 病室から出て、戻ってくるまで約3時間強・・・久々に長く 感じる時間だった。 病室に戻った妻は、麻酔がまだ効いており、無事な顔だけ見て 同席していた双方の両親を家に帰した。 少し時間がたったとき、看護士から術後の説明があると呼び出 しを受け、向かった。 手術室隣の検査室のような部屋に通される。 そこには、医師二人と、無機質なステンレス製の小さな台がある。 「これが奥様から摘出した筋腫です。」一人の医師が台から、そ の「塊」を手にとって見せる。 私は血が得意ではない・・・ しかし、さすがに妻の「一部」を冷静に見ることができた。 執刀した医師も驚いたらしい、成人男性の握りこぶしより大きい その筋腫。 そして術前に説明を受けていた、全摘出された妻の「子宮」。 その周りにもいくつかの筋腫・・・・ 「細胞検査の結果はもう少し時間をいただきますが、まず良性で 間違いないでしょう」と医師の説明。 現在の医療では、訴訟問題が後を絶たないため、軽はずみなこと は言わないであろう。 ましてや、手術直後の家族に対しては・・・ ほっとした。本当にほっと・・・ 一応持参したメモ帳に、医師の了解を得て、日付と、その言葉を メモした。 そして、深々と、仕事の得意先にもしないような挨拶をし、その 場を後にした。 病室に帰ると、看護士に付き添われた妻が意識を取り戻していた。 看護士が部屋から出ると、我慢していたのか「痛い」「怖かった」 のオンパレード!! 「そりゃそうだ、君は切腹したのだぞ!!」 いつもならそんな軽はずみな言葉も出てくるものだが・・・ さすがに冗談も言わず、はいはいと聞くことにした。 術後は順調に回復し、痛みも落ち着き、最後のほうは友人の主婦 達が見舞いで来て、おしゃべりし過ぎて、病室がファミレス状態とな り、看護士に叱られていたらしい。 日に日に元気を取り戻し、いつもの「最高司令官」になってきた。 明るい妻が看護士達に惜しまれながら、無事退院し、現在は自宅 療養をしている。 療養といっても、日常とほぼ変わらない生活が戻ってきた。 妻が入院中は、息子も協力してくれ、両親と同居ながらも、父子 二人の生活をしてきた。 その息子いわく「パワーアップしてきたんじゃない?」 う~ん・・・・ 確かにパワーオプションを取り付けたわけでなく・・・ バッテリーの充電でもなく・・・ 逆に体に悪いものを取ってきたわけで・・・ う~ん・・・・ まずは家族の頭数も同じになり、しょぼんとしているよりは、元気 なほうがよいわけで・・・ でも、術後2日ほどは、昔付き合い始めたばかりの「彼女」だった 時の妻がおり、おとなしく、か弱い「彼女」がおり・・・ かといって、「入院中の君は」などと口にしたら、後が・・・ う~ん・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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