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Comments

英坊3@ Re:ゲホゲホ、グッシュン!!(10/28) おはよう。。お元気ですか?
NemuneZzz@ お~ぃ 元気ですかぁ?=3 大きな揺れ↓↓↓↓、、、、 明日から雪?!!…
ラーク7447@ Re:ゲホゲホ、グッシュン!!(10/28) 自分も鼻水が・・・(^_^;) 別の寒さは・・…
からっ風赤城っ子@ Re:ゲホゲホ、グッシュン!!(10/28) お大事に(^^♪ 侮れないよ 風は。。。

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March 18, 2011
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カテゴリ:地震災害
今回の地震、私の場合、仕事でのお客様先におりました。
場所は宮城県、気仙沼市内におりました。

商談が終わり、玄関先でお客様数人と雑談をしている最中、
突然、携帯がいつもと違う着信音で鳴りだしました。
「緊急地震速報」の特別着信音です。

携帯の画面を見ようと手に取った瞬間、揺れがきました。
すべての建物が揺れ出し、すぐそばのカーディーラーショ
ールームのガラスが崩れ出しました。
材木屋の倉庫内にあった材木が轟音とともに倒れ出し、道
路のアスファルトがゼリーのように波打つのです。
車道と歩道の継ぎ目に埋めてあるアスファルトも徐々に飛
び出てきて、何かに掴まっていないと立ってられない状況
でした。車のトランク部分に掴まりましたが、車自体が揺
れており、大波に揺れる小舟の状況です。

町を歩いていた女子高生の集団はその場所に座り込んでお
りましたが、そばの建物が崩れ落ちてきそうで、近くの人
が大声でそばから離れるように叫んでおりました。

人間は予想以上の地震の際、一歩も動けなくなります。

長い時間揺れていたように思え、揺れが収まった途端、け
たたましいサイレンとともに「大津波警報発令」のアナウ
ンスが街中に響きました。

港町で、チリ津波や宮城県沖地震を経験している地元の人
は冷静にかつ迅速に対処している様子で、地元ではない私
の帰りを案じる余裕があったくらいでした。

本来であれば、帰路は国道45号線という三陸沿岸の道を
帰るのですが、お客様の一人が「内陸を帰った方が・・・」
と私に進言してくれ、その言葉を信じ、車に乗り込み、走
り出しました。今思えばその言葉が私の命を・・・

市内の道路は警報直後ということもあり、渋滞が始まり、
市内を出るのにいつもの倍近く時間がかかりました。

山沿いに差し掛かる頃、津波の第一波到達のニュースがラ
ジオから流れてきました。
そして第二波のニュースも・・・

この津波でさっきまでいたお客様の建物が流され倒壊してます。
お客様に連絡が取れず、安否は未だ未確認です。
全国ニュースでも映像が流れている通り、町全体が壊滅状態
となっているのです。
わずか数分で・・・

内陸を走行していた私の前には車線に地割れが続いている道
があり、数分おきに大きな余震が起きるという連続でした。

山沿いを何とか走りぬけ、国道4号線に出ると・・・
すでに渋滞が発生しており、車が全く動きません。

車中では夕方から夜になる時間が早く感じました。
周辺がすべて停電になり、信号すら点いてないのです。
いつもは電気が点いている道路周辺は暗黒で、渋滞の車の
ヘッドライトだけが辺りを照らすだけでした。

橋や道路の継ぎ目がいたるところでずれており、段差がある
ためにすべての車両が減速して通過するので、渋滞がおさま
らないのです。

まだ携帯が生きていたため、自宅の家族と会社に連絡し、安
否の確認を取りながら、ゆっくりと進む車中で過ごしました。

自宅に何とかたどり着いた時、日を跨いでおりました。
通常気仙沼から仙台市内に向かうと3~4時間ですが、約3倍
の時間を要したのです。

自宅には両親と息子がおりましたが、妻は不在でした。
海沿いの会社でパートをしていた妻は、地震直後同僚と高台
の避難所に逃げ、津波到達寸前で難を逃れておりました。
避難した場所の下はまだ水が引かず、そのまま一夜を過ごし
ていたのです。
逃げる判断が数分遅れていたら、妻の命も・・・

今、我が家の会話の中には「紙一重」という言葉が多くなって
ます。

想定外・想像以上の災害が自分の身に起こる時、一瞬の判断が
生死を分けるのです。
その判断が正しかったのか間違っていたのか、その担保が命と
なります。

やっと自宅の電気が復旧し、テレビを通して自分がいた現場の
惨状を見て、体全体に震えが来ました。
妻はトラウマとなり、職場からの出勤連絡(強制ではなく)に
断りを入れている状況です。
「海」「海岸」「波」ということ言葉に反応してしまうのです。

余震発生の間隔が広がり、回数も減りましたが、家族全員、夜
の弱い地震でも飛び起きて、その都度1つの部屋に集まる状態
です。

日頃の準備と言いますが・・・
「地震慣れ」をしている宮城県民がこれだけ犠牲者を出し、混乱
しているのは、「想定以上」の地震・津波だったからです。

「紙一重」で助かった命。
大事にしていきたいと思います。

福島原発の問題。
天災が起こると「人災」がつきものです。
しかしながら、これも「想定以上」の人災です。
巨大な「人災」にならないよう祈り続けてます。
天災ならば、死に対してあきらめもつきます。
人工物に殺されるよりは・・・






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Last updated  March 18, 2011 11:51:15 PM
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