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カテゴリ:地震災害
震災から一週間が過ぎました。
ライフラインは、現在断水が未だ続いてます。 それと、ガソリン・灯油の供給が難しく、車・バイクの 移動を必要最低限にし、徒歩・自転車での移動となって ます。 水の補給は近隣の避難所がある学校に来る給水車と、少 し離れた地下水がいただける工事現場を使わせていただ いてます。 我が家では、システム上、水と灯油がないとお風呂が使 えなく、家族はガスで沸かしたお湯を使い、髪を洗い、 体を拭いてしのいでます。 毎日はできません。 そのため、私・息子・実父は帽子が必需品となりました。 被災者の多くが帽子をかぶっている理由の一つなのかも しれません。 ガソリンスタンドには、いつ開店するかわからなくても 車の列ができています。 その日に開店しなくても、翌日に希望を持って並び続け る方も多くいます。 ガソリンがないから並んでいる訳で、夜を過ごすには暖 気ができないため、毛布や布団を使って寒さに耐えてま す。 近所の人は車を列に置きっぱなしで家に戻り・・・ そんなことを続けて、幸運にも給油できても、1台当た り2000~3000円分限定数量での給油しかできま せん。 地元のニュースでもやってましたが、反射式ストーブが 支給されている避難所で、段ボールからストーブが出さ れてないそうです。 せっかく支給されたストーブが使えない・・・ 灯油がないのです 。 灯油がなければ、せっかくのストーブも単なる「場所取 り」の邪魔者となります。 円滑に給油できるよう、県外等からタンクローリーが被 災地へ向かっているニュースが流れ、安堵した日があり ましたが、結局ガソリンは災害対策用の車両・救急車両 ・復旧用車両専用スタンドにローリーが入り、民間車へ の給油はまだ先のようです。 当然と言えば当然ですが・・・ 手書きで「災害救援車」と張り紙を張り、スタンドで給 油してもらおうとたくらむ輩も出没しているらしく。 まだ先が見えず・・・いつになることやら・・・ 一日の大半は「並ぶ」ことです。 店に・ガソリンスタンドに・給水に・・・ 寝る・食べる・並ぶの生活が続いてます。 同窓会となるんです。 同級生や悪友や先輩後輩と会うことになるのです。 先日、中学以来に会った、お互いオジさんとなった同級 生との会話・・・ 「おう!大丈夫だったか?」 大丈夫だったからここに並んでおる・・・ 「いや~すごかったなぁ~」 確かに・・・ 「俺さぁ~〇〇にいてさぁ~」 被災の自慢話?? 「そうしたらさぁ~」 早く列、進め・・・ 「いやぁ~それでさぁ~」 早く列・・・進まん・・・ 「ほんと、大変だったわぁ~」 終わった、やっと話が・・・ 「じゃあな!!」 おい、お前は話だけしたくて並んでたのかい?? 列のすぐ後ろのおじいさんが身の上話を始める。 4~5人集まれば、奥様たちは井戸端会議開始。 珍しく親の手伝いで並んだ息子らは友達が集ま る場所と化し、列を離れて、「たむろ」し出す。 結局、列を離れられないのは「オヤジ」たち・・・ オヤジだけの列が長々と・・・ ディズニーランド等で並ぶような楽しい雰囲気では ない訳で。 苦痛にしかならない訳で。 腰は痛いし、足裏は痛いし、寒いし・・・ 外人から見たら災害時でも順番を守り続ける日本人 の行動が不思議に見えるそうですが・・・ 別に好き好んで並んでいる訳ではないのです!! だからと言って、暴動を起こす国民性でもなく・・・ 一部の人を除いては・・・ そういえば「並び」の達人がいました。 携帯用のイスを持ち、バックにはおやつと飲み物と 本とPSPとipodと・・・ 並ぶのが趣味?と思わず聞こうと思ったくらい。 早く「並ぶ」ことから解放されたいです。 当分続くでしょうが・・・ 停電中のテレビ画像をyoutubeで見直してます。 映画のようです、現実味がありません。 しかし、映像の中で、なじみの建物が津波によって流され、 倒壊していきます。 現実でした。 改めて実感してます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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