４０過ぎて自動２輪取得！！

題目は深刻なように・・・いえいえ、そうではなく・・・
でも深刻な？？？・・・う～ん・・・

震災から約１カ月になろうとしてます。
家族と我が家は無事で何より。
父の車と私のバイクも無事で何より。
妻の軽自動車も・・・んっ？？

震災当日、大津波警報発令のさなか、職場から高台に避難
した妻。
当日は自宅に戻れず。
その時、妻の車は「半水没」状態だったのです。

数日後、父と私が現場に向かい、何とか妻の車を自走させ
て我が家まで持ってきました。
バッテリーが上がっていたので、父の車からケーブルをつ
なぎ、エンジンがかかったのです。
マフラーからは大量の水が出てきましたが、走ることがで
きました。

休みの日は車のすべての窓、ドアを開け放ち、足元の水を
乾かす作業をしてました。

しかし、警告ランプの「エアバッグ」「ＡＢＳ」が消えま
せん。
ディーラーのサービスに見てもらったところ、車内のコン
ピュータがだめとのこと。
海水の恐ろしさです。
エンジンが生きていても、制御の大半を担うコンピュータ
がだめだと、安全ではないそうです。
修理するにはかなりの費用を要するらしく・・・

泣く泣く手離さなければ・・・

「車検直前だったからラッキー！！」へっ？
「臭いしね」へっ？？
「なんか水没車ってやだし～」へっ？

我が家の最高司令官、悲しむ様子もなく。

「カーディーラーに行こうって！」今朝の息子。
いやいや、あのね、車を見に行こうって言っても、先立つ
ものがなければ・・・
「分割はしないで一括で新車を・・・」と妻。
おいおい、我が家にそんな余裕は・・・
「レッツゴー！！」

カーディーラー３社ご訪問。
訳も分からず付いてきた「我が家の貯金すら知らない」オ
ヤジ・・・

「これがいいよね！」
今の軽自動車、すべて１００万以上の定価。
その中でもある程度グレードが良いものを指差す妻。
良いも悪いも、買えるわけね～だろ！！

「見積くださ～い！！」爽やかな声で営業マンに訴える妻。
「車検までには結論出しますから」詳細を相談している妻。
「色は。オプションは。納車は。」

一人息子と言ってもこれから色々とかかる年齢。
やれ大学だ、やれ就職だ、やれ免許取得だ、やれ・・・
息子第一主義の妻、そこを無視して車を買うことは考えられ
ず。

「飲み会あるんだけど・・・」
「お金がないんなら断りなさい！！」

「バイクの部品を・・・」
「動くだけでもありがたいと思いなさい！！」

「たまに外食でも・・・」
「たくわんとお茶があればご飯はおいしいわよ！！」

「着替えの下着が・・・」
「誰にも見えないから大丈夫でしょ！！」

「小遣いのＵＰを・・・」
「自分の稼ぎがＵＰしたらね！！」

我が家の日常の夫への虐待（？）会話。

「小さなことからコツコツと・・・」
はあ～
貯めてるのね、さすが！！

我が家の最高司令官。
貴方がこの国のリーダーに立候補する時は、喜んで応援
いたします。
でも私のような精神的ダメージを負う人々が増えるのは
どうかと・・・

たぶん、今月末から来月初めには真新しい車が我が家に
届くでしょう。
震災に次ぐ、私にとっての大ニュースでした。