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テーマ:0歳児のママ集まれ~(7668)
カテゴリ:あゆぽんのこと
あゆぽんの左耳の前にポツンと小さなものがありました。副耳です。
出産するまで『副耳』なんて言葉、聞いた事もありませんでした。 出産して抱かせてもらった時には気付かないくらい。 部屋に帰ってナースコールでナースステーションに呼ばれ、小児科の先生から「ここに派つんとしたものがあるでしょ。これは副耳って言います。結構な割合で付いてる子もいるんだけど、このままでも耳に異常を持たす事はないです。取りたいようなら1ヶ月検診のとき紹介状書きますね」と言われました。 この時『何言ってるの?』と頭の中が真っ白でした。 たまたま両親が来てくれたところで赤ちゃんを見るため、外で待っててくれたので、会った途端話しました。 取るか取らないか・・・とっても悩みました。 そして、ごめんね・・・とも思いました。 ホント、小さいものだったのでこのままでもいいかなって思ったくらい。 でも、女の子だしね。悩んだり、今いじめが多くあるから心配だし・・・ ネットや、医学の本をいろいろ見ました。1000人に15人の割合であるらしいです。 あゆぽんはちっちゃいものだったのですが、いくつもある子、きのこのようにある子などいるようです。 悩んだ挙句、切る事にしました。 紹介状を持って受診した時、親次第と言われました。 でも、顔や目だって大きくなるにつれ大きくなるから、副耳も多少は大きくなるようです。 ネットで見たら、結構全身麻酔の方が多かったのですが、あゆぽんは局部麻酔でいいらしい。 全身麻酔はこわかったので、局部麻酔ということも取る決め手になったかも。 手術自体も15分くらいで終わるらしいし。 大きくなってからでもいいらしいけど、動く力も強くなってくるからきれいに縫うためにも小さいときに受けるか、大きくなって全身麻酔をかけて行うからしいです。 受診したのは11月30日。 1月17日まで手術するって決めたのに、それでも迷ってました。 当日、12時までに授乳を終えて心の準備。 当の本人のあゆぽんは車の中でグッスリです。 病院についてからも起きず、待合で5分ほど待ったら「こちらにどうぞ」と看護婦さんに案内され診察室横の手術室へ。 台に寝かせた時、ホント涙が出そうでした。 暑いので服を脱がせてくださいと言われ、この時あゆぽんの目がパッチリ。 『ココどこ?』って感じと、私を見るとニコニコしてくれました。 今から何が起きるか知らないから・・・ まわりを見るとメスやら注射器やら並んでて私がドキドキです。 「中待ちでお待ちください」と看護婦さんに言われ、「あゆ、がんばってね」と声をかけ部屋から出されました。 戸がしまって少しすると「ギャ~!!」と、すごい泣き声が。 動かないように体をタオルで包むって言ってたっけ。 きっと、麻酔の注射が痛かったんだろうな・・・しばらく泣き声が外まで響いてました。 「あゆ~・・・」悲しくて悲しくて・・・ 大きさが小さくったって、可愛い体にメスを入れるんだもん。ごめんね・・・ 「終わりましたよ」戸が開いて看護婦さんに中へ通されました。 手術台の上にいるあゆぽん。目には涙が・・・。 耳の前にはバンソコが張ってありました。 「バンソコははがさないでくださいね。大丈夫だと思うんだけど、興奮して夜泣きするかもしれません」と医師から言われました。 「痛がるってことはないんですか?」と聞くと、「それはないと思いますよ。傷は極力小さいものにしておきました」だそうです。 あゆぽんももう全く泣いておらず、ニコニコしてました。 なんだか、この笑顔に救われました。 「あゆぽん、がんばったね・・・」声をかけ、服を着せてから抱きしめちゃいました。 正味10分くらいの手術でした。 私にはこれほど長い10分は今まで無かったな・・・ とうちゃんは「10分くらいでしたね。早かったですね」だって。 看護婦さんは「麻酔を効くまでの時間がかかるので、手術自体はあっという間なんですけどね。でも、がんばったね」と言ってました。 この日、心配していたけど思っていたよりも良く寝て、夜泣きもなく機嫌よく過ごしてくれました。 こんなに小さいうちから大変な苦労をかけちゃってごめんよ。 変われるものなら変わってあげたかったよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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