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大学院を始めたばかりの頃、私より少し年上のアジアからの留学生と一緒に数ヶ月だけ住んでいたことがあるのだけど、この彼女BLが去年の12月にアメリカ人の旦那さんと結婚して最近赤ちゃんが生まれたというおめでたい話なんだけど、どうも心からお祝いできないのです。
このBLは、高校生の頃初めてホームステイとしてアメリカに来て以来、ホームステイ先の家族(ホストファザーはJ)と仲良くしていたそうで、大学もアメリカに戻ってきて卒業したそう。大学卒業後は、母国に戻って仕事をし、数年後に大学院でまた勉強するためにアメリカに戻ってきた彼女。その時に私とハウスメートをしてました。ホストファザーのJは高校で英語の教師をしていて、BLはJから英語を学んでいたそう。 一緒に住んでいるとき、私とBLはそれなりに仲良くしていて、BLのボーイフレンドの話をしたりしてたんだけど、ホストファザーが一人で私たちのアパートに訪れることがしばしば。そして、BLとホストファザーだけで、BLの部屋でドアを閉めて時間を過ごしているのを、一緒に住んでいる私は「なんでホストファミリーとのお付き合いはホストファザーだけなんだろう?」といつも疑問に思ってました。でも、BLにはボーイフレンドがいたし、不思議に思うくらいでそれ以上には何も思ってませんでした。 BLとホストファザーは、ホストファザーが私たちのアパートに来る他にも、二人だけで旅行や食事に出かけたり、ロマンチックなB&Bに泊まりに行ったり。というのも、BLは「この間Jと行ってきたB&Bとってもロマンチックだったから、春花もボーイフレンド(この時点でまだフィアンセではない)といって来たらいいよ。」ってお勧めしてくれていたから。また、アメリカでクレジットカードを手に入れることは、クレジットヒストリーのない留学生の私たちにはとても難しいことなんだけど、BLはクレジットカードを持っていて、「どうやったら手に入れることが出来たの?」って聞いたら、ホストファザーと共同でアカウントを開けてもらったからだそう。共同のアカウントを持つっていうのはその時はなんとも思わなかったけど、フィアンセとクレジットカードを共有している今、それはとても重大なこと思う。 一緒に住んでいた頃、BLに「どうしてホストマザーや子どもたちは来ないの?」って聞いたことがあったけど、返事はごまかされてしまった。この時点では、ホストファザーのJと奥さんはまだ結婚していて、BLと同じ年頃の息子が2人いるというのを聞いていた。 数ヵ月後、私が引っ越してしまったので、それ以来BLとの連絡が薄れてしまったんだけど、BLと私の今のハウスメートのYCもかつてハウスメート同士で、この二人は仲がよく今でも連絡を取り合っている。YCと一緒に住むようになったのはBLのアパートから出てから3年後くらい。なんと、YCの話によると、BLは卒業後、Cityの仕事に就いたら、ホストファザーのJは離婚して、仕事をやめて、BLを追いかけてCityに引っ越して一緒に住んでいると言う。そして、BLとホストファザーのJはこの12月にラスベガスで駆け落ち結婚をした。ホストファザーの元の奥さんや、子ども、そして家族からは承認されていない結婚。年齢差も30歳くらい。BLは今年、出産して、今後数年間Jの退職金で子どもと三人で世界旅行に行くらしい。子どもが大きくなる頃にはJがいなくなってしまっているかもしれないから、今、一緒の時間を楽しむんだそう。 私は、年の離れた恋愛や結婚に疑問を感じるのではなく、BLとJの関係が最初、親子のような関係だったこと、そして奥さんやその子どもたちにも家族として受け入れられていなのに、彼らの夫そしてお父さんであるホストファザーと結婚することになったのがふに落ちないのです。こういったドラマが私の身近で起こったことが嘘のよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月12日 01時32分53秒
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