春花 in USA：博士号の後。

　フィアンセが先週の金曜日に博士論文のDefenseをして、無事合格したと週末の日記に書いていたけど、その続きに、博士論文終了のお祝いに、フィアンセは自分で本屋に行って、日本語学習用のＣＤを購入してきました。（余談ですが、私は何のお祝いもしてあげてない・・・。お祝いの食事もフィアンセは自分で払ってたし・・・。）

　フィアンセは、8月に私の両親が（結婚式に出席するために）アメリカに来る時のために、がんばって日本語を勉強中です。時間を見つけては練習している彼は、頑張り屋さん。私と出会うまで、日本や日本語に全く縁のなかったフィアンセだけど、将来、日本に住む可能性も含めて日本語を勉強し始めてくれています。

　フィアンセの危なっかしい日本語や、一生懸命練習する姿を見ていて、私が英語を勉強し始めた頃が思い出されます。英語の勉強を始めた中学生の頃、最初はいろいろ危なっかしかったけど、何度も練習を重ねることでスムーズに使えるようになってここまでたどり着いた。最初は日本語しかできなかったのに、英語でアメリカ人の大学生を対象に授業を教えたり、論文を書いたり、セラピーしたりできるようになるなんて中学生の私は想像していなかったはず。ほんと、継続は力なり。

　もともと語学が好きで、国語も大好きだったけど、アメリカに来て日本の本を読んだり、新聞を読んだり、日本語を学ぶ機会が少なくなって私の日本語は随分衰えたと思う。漢字も昔はよく勉強していたのに、今ではもうあんまり覚えていない。子どもができたら、一緒に漢字の勉強をしなおそう。

　私がアメリカの大学院に来たときは、博士号を取ったら日本に帰って日本の子どもたちのために働こうと心に決めていたので、まさかアメリカ人と結婚することになるとは思っていませんでした。今でもその気持ちは変わらないので、アメリカに長期滞在することになったとしても、どんな形でも日本の社会に貢献できればいいな～と思っています。フィアンセは、私と知り合ったことで、日本人を対象とした研究にも興味をもってくれていて、将来日本で一緒にお仕事が出来る日がくるといいな～。今は、二人ともアメリカで職を見つけて家庭を持つことが目標だけど（まず、その前に私は博士論文終わらせないとね）。