春花 in USA：博士号の後。

　昨日、S君から電話がかかってきて「言いにくいことなんだけど、悪いニュースが・・・。ダラスのことなんだけど、Sちゃん(私のダラスに住むお友達）とK（S君の彼女）からはいい辛くて僕が春香さんに伝えることになりました。」というおどろおどろしい前触れ。

　いったい突然何だ？！

　と思っていたら、「ダラスでは高速道路を使ってインターンシップに通うか、治安が全米で２番に危ない（インターンシップがある）地域に住むかの二択しかない。」という勧告。究極の二択！！

　S君によると、Sちゃんが「春香ちゃんのアパートは私がみつけてあげなきゃ。」という使命感で、一生懸命私の条件に合うアパートを探してくれてるらしくて「高速道路を使わなくてもいい」アパートは治安が非常に悪いところしかないという壁にぶつかって困っていて、Kちゃんに話して、それをS君が聞いて代表して私に伝えることになったんだと。

　「高速道路運転したら死ぬ。」と言っていた私だから、きっと言いづらかったのかも。それにしても、S君から電話があるまで私はアパート探しのことなんてあんまり考えてませんでした。Sちゃんのその使命感、心強いしすっごくありがたいです。でも、Sちゃん、くれぐれも無理しないでね。

　と、いうことで、車の運転をかなり避けてきた私だけど、ちょっと勇気を出して今まで自分で運転して行ったことがないところへ今日ちょっくら行ってみようかと思ってます。アパートを出てまっすぐ行って一回曲がるくらいの道のりなんだけど、曲がるのとかレーンを変えるのがあんまり好きじゃないので、運転していったことが今までありません。でも、ダラスでの高速道路運転のために｢運命」と思って練習します。

　S君からの電話の後、ダーリンに「かくかくじかじかでS君から電話があって、高速道路の運転の練習したいんだけど、一緒に乗って。」ってお願いしたら｢怖いからいい。」って断られた。なんだとー。

　かつて、ニューヨーク州にいたとき１年間週一で隣の州のマサチューセッツの近くまでPracticumに行くために、片道１時間高速に乗って通ってたことがあったんだけど、毎回ダーリンは神様にお祈りしてました。

　私の両親も、私が運転することを怖がっていて、「インターンシップの近くに住んだら良いじゃない。」と言ってたんだけど、全米二位に治安が悪いところにあるって言ったら心配するだろうから、まだ言わんでおこう。両親もダーリンと同じく私が高速道路を運転するのを控えて欲しいと思っている。

　なんでだろうね。みんな普通に運転してるのに。

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　ただいまー。無事に目的地にたどり着いて、迷いながらも無事帰宅しました。今日は、まずお友達に小包を送るために郵便局へ。カウンターのおばちちゃんめっちゃいい人だったー。「誤って封筒が破れないように」ってがんじょうにテープでとめてくれてました。で、郵便局の帰り、ショックなことに、左折したいのに右折しかできなくなっていて、迷ってしまいました。途中、心細くなってダーリンに電話して迎えに来てもらうかとも考えたけど、ダラスでの試練を思って、勇気を奮い起こしたらひらめいて、もと来た道に戻ることができました。奇跡？

　郵便局の後、いつもダーリンにせがんでケーキを食べに連れて行ってもらうこじゃれたスーパーへ。自分ひとりで運転してたどり着いたご褒美にケーキを買って食べました(ご褒美大好き）。このケーキ、いっつもダーリンと半分こしてるんだけど、今日は心置きなく丸々ひとつ食べられて大満足。もちろんダーリンにはひ・み・つ。↓がこじゃれたスーパーの写真です。




　腹ごしらえをした後は、このスーパーのあるモールを歩いてウィンドゥショピング。Bath & Body Workっていうお店が好きなんだけど、今日立ち寄ったら沢山「さくら」関連の商品があって感動してました。Cherry Blossomっていう商品は前からあったんだけど、その他に、White Cherry BlossomやJapanese Cherry Blossomという商品まで。日本の結婚式のテーマが「春＆桜」なので、思わずお土産にいくつか買っちゃいました。




　これでもまだ自分に課した｢運転の試練（？！）」は終わらず、今度はオーガニック商品専門のスーパーへ。行く途中、めっちゃ混んでいて、「これがうわさに聞く交通渋滞かー。」と思っていたら、事故でした。交差点で車がひっくり返ってました・・・。なんで、事故で車がひっくり返るの？横立ちになってた。

　アリゾナは食料品の値段がニューヨークに住んでいたときと比べて格別に高いと思っているんだけど、このオーガニック商品専門のSproutsっていうスーパー、新鮮な野菜、果物、肉類、魚介類がほかのスーパーと比べ物にならないくらい良心的な値段。もう、野菜とかいろいろ買ってうっきうきの気分で帰ってきました。運転して遠出できるっていいね！(って言ってもほかの人にしたら遠出じゃないと思うけど。）

　ダーリンは、「今日、春香が自分ひとりで事故なくいろんなところに運転できて嬉しいよ。」って褒めてくれました。覚悟しないとできないことだけど、今日は目的地に行って帰ってこれた達成感を感じてます。