カテゴリ:インターンシップ&博士課程
水曜日に協力してくださっている教授と一緒に小学校へ挨拶をしに行ってからなんだか急に忙しくなってうれしいような、困ったような。でも、少しでも博士論文のためのことが進むのがうれしいです。
小学校では、校長先生やその他責任者の先生方とお会いしてきたんだけど、みなさんほんといい人で、私の面倒くさいアンケート調査用紙に目を通された後に、保護者、先生、そして生徒に極力負担を感じられないようにして欲しいといわれはしたものの(これはごもっともな意見です)、「博士論文調査ということで、こちらもどうにかご協力したいと思っています。」といわれて、涙が出そうになりました。「どれだけの人数の保護者が、アンケートに協力してくださるか分からない」ということを心配されていましたが、そんなことまで心配してくださる日本の先生達はすごいです。これも、協力してくださっている教授とこの小学校の良い関係があったから、私も大事にしてもらえるのだと思いました。 この協力してくださっている教授も、学会で知り合っただけの私のために、忙しいスケジュールの中、沢山の時間と労力をさいてくださっています。 小学校の先生との話し合いで、少し変更する部分が出てきたので、私のアドバイザーに変更内容の了解を得たり、IRBに変更の報告をしなくてはいけなくなったのですが、アンケート調査をさせていただけるのなら何でもやらなくっちゃ。弟ちんも婚約者のKさんも快く滞在をさせてくれていてお陰で快適に過ごしてます。 小学校の都合もあって、データ収集はまだ先になりそうなのですが、いろいろな素晴らしい協力者に恵まれて感謝の気持ちでいっぱいです。 追伸:日本でリサーチをする場合、医学系ではIRB(倫理委員会)があるそうなのですが、それ以外はそういった機関に審査してもらう必要がありません。また、日本ではアンケート調査などの同意書(consent)を取る必要がないのだそうです。私のリサーチのようにアメリカの大学から行うリサーチのため同意書を取らなくてはいけない場合、かえって被験者の人が同意書に署名することを契約と感じ、抵抗感を感じて協力しない場合が多くなるかもしれないそうです。 追伸2:協力してくださっている教授とその生徒さんから聞いた話で、日本でアンケート調査の返却率を調べるリサーチをした結果、アンケートの返信用封筒に切手を1枚貼るか2枚貼るかでは、2枚貼ったほうが1枚だけより2倍から3倍で返信率がよかったそうです。普通切手と記念切手では違いはなかったそうです。また、返却先を大学にするか、個人にするかでは、大学にしたほうが返信率はかなりよかったそうです。面白いですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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