春花 in USA：博士号の後。

　今日は朝からラベンダーの入浴剤で風呂に入って、ヨガをしてたのですがすがしい気持ちで一日を迎えることが出来ました。インターンシップもまだ始まらないし、アリゾナから送った荷物も届かないので今日も一人身軽にいろいろ探検してきました～。

　まず、パスポートの更新の資料を送るため郵便局へ。私のアパートから一番近いこの郵便局は週7日24時間営業なのだそうでとても心強いです。

　郵便局の後は、この夏インターンを終えたＭＣが、「どうせ1年しか使わないのだからThrift Store（中古のものが安く売ってあるお店）でいろいろ買うといいよ。」と言っていたので、早速インターネットで調べて見つけたThrift Storeの1つへ行って来ました。怖そうな感じの人がお店の外でタバコを吸っていたり、道を歩いていたら車から声をかけられたりして不安だったけど、お店の中では目的のセクション（食器類）にたどり着くと夢中で物色してました。お皿をアリゾナから持ってきていなくて、今までタッパーで食事をしてたんだけど今日、日本製のかわいいお花の柄が付いたお皿をいくつか買って幸せ気分でこのThrift Storeを後にしました。

　特に予定がない私は、今度は近くのArt Districtへ。ここはアーティストの人たちが集まっていろんな独特のお店を出している一角です。このArt Districtへ来るのはこれで3回目（テキサスに来てから一日おきにここに来てます）。まだ入ったことのないお店がいくつもあって、今日はその中のAntique Store（骨董品のお店）の1つへ。お店の外で、他のお店のowner達と井戸端会議をしていた経営者のWandaに声をかけられて、お店に入るなり、壁にかけられていた猫の絵に見とれてしまいました。アジア製となってるけど、どこの国なのかな。

　このお店は、Wandaが「ゆっくりじっくり見ていってね。でないと、素敵なものを見逃しちゃうかもしれないでしょ。」って言うだけあって、いろんな面白いものや綺麗なものが所狭しと飾ってありました。そこは、美術館にいるような、不思議な時代と国に迷い込んだような、うきうきする場所でした。Wandaもとっても気さくな人で、お気に入りのものを見せてくれたり、その話を聞かせてくれたりして、まるで知り合いのおばちゃんの家に遊びに来たようでした。私はじっくりいろいろ見て回った後、床の箱に無造作に積んである中の1つの小さな綺麗な壺が気に入ったので値段を聞くと、「まだ値段をつけてないのよ。」と言う返事。「＄１０どぉかしら？」と言われて、それが高いのか安いのか分からなかったのだけど、値段が手の届く範囲だったのと、その壺がとっても綺麗だったので思い切って買っちゃいました。今まで骨董品なんて買ったことがなかったんだけど、もともと美術品を見るのが好きなので（←元美術ね）、Wandaのお店にはまってしまいそうです。さっそくお母さんに報告したら、是非行ってみたいって張り切ってました。








　柄が日本ぽいので、日本製の壺かと思っていたのだけど、お父さんに壺の裏の「乾隆年製」について調べてもらったら、清の六代皇帝、乾隆帝の時代（1735年から1795年）に作られた物っていう意味じゃないかって教えてくれました。もし本当にそうなら、すごい！骨董品は夢があっていいね。偽者だとしても、お気に入りはお気に入り。がらんどうの私のアパートの入り口に、ちょこんと飾ってあります。

　Wandaのお店を出た後も、私の探索は続きます。今度は行ったことのないスーパーマーケットへ。スーパーへの途中、またもや別のThrift Store(Salvation Army)を見つけてしまいました。見つけた時、時すでに遅しで通り過ぎてしまっていたので、又の機会にすることに。スーパーは、なかなか良かったです。材料を買い揃えて今晩はカレーライスを作りました～。炊飯器がないので、鍋でご飯を炊いたんだけど、とっても美味しくできて感動です。ガールスカウトでのキャンプ経験が思わぬところで大活躍（！？）。





　今日、最初に行ったThrift Storeで４９セント（56円くらい）で買ったお皿を使ってサラダを盛り付けてみました。茶色の色使いと模様が気に入ってます。みどりの野菜の色が映えてきれい。

　残念なことに、今日このお皿と一緒に買ったもう1つのお皿を早速洗っている最中に手が滑って割ってしまいました・・・。ちょっとショックでへこんだけど、「このくらい割れててもきっと大丈夫。」と自分を励まして、普通に今後も使っていくことにしました（さすがにお客さんには出せないけどね）。

　ほんと、いろいろあって楽しい一日でした。そろそろ本でも読みながら寝ますね。おやすみなさい。