春花 in USA：博士号の後。

　一年前から白血病の闘病生活を送っている友人（JS)が、4回目の治療としてミネソタ大学で試験的に行われているものを受けてた後、白血病の症状が改善したのでしばらくしたら実家のニュージャージー州へ帰って友人達を呼んで結婚披露宴をするのだと聞いて喜んでいた矢先、尽くせるだけの治療を試したのにもかかわらず病状が悪化し、今日、彼女の余命が後数ヶ月という知らせを受けダーリンと私はとても悲しんでいます。



　JSはダーリンの大学院のクラスメートで、ダーリンがとても仲良くしている数人の一人。私も良く一緒に遊んでもらっていました。私たちの結婚式にも婚約者と一緒に来ていてくれていて、私たちもJSの結婚式に招待されていたので、出席できるのを楽しみにしていたのに。本当ならば、数週間前にニュージャージー州であった友人JAの結婚式に出席した次の日に、同じニュージャージー州でJSの結婚式も出席する予定だった。

　彼女の発病したタイプの白血病は、2004年に４０００人が北米で診断され、同じ年に１４５０人が亡くなっているそうです。JSの２８歳と言う若さならば８５％の患者さんの症状が改善されているというそうなので、私達はJSが良くなるという願いを込めて希望を持っていたのですが、JSはこの１年間で、今アメリカで行われている白血病の全ての治療を受け尽くし、どの治療でも改善することがなく、もう尽くす手はないのだそうです。骨髄移植のためにドナーを募り、１０００万人のドナーを調べたそうなのですが、誰一人としてJSに適した骨髄を持った人は見つからず、JSの２人の兄の骨髄は残念なことに５０％しかmatchせず、今のJSの状態では５０％のmatchでは移植しても助かる見込みはないのだそうです。余命数ヶ月と宣告された今、ニュージャージー州へ帰って、実家の近くのホスピス（死を待つ人の施設）に滞在することになるということ。２８歳と言う若さなのに。これからの人生なのに。奇跡が起こるといいのですが。

　骨髄移植のドナーを募るために作られた彼女の闘病の記事です（↓）。
http://www.delawareonline.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20060709/LIFE/607090316/1005