春花 in USA：博士号の後。

　「ジョージア州で家を買う」シリーズ、途中で止まってましたが、論文からの現実逃避に続編を書く気になりました。

　（４）では３日目までのことを書いてた記憶が。ジョージア滞在の３日目の夜にオファーを出す家を決め、オファーの内容も不動産仲介業者のＰさんと相談し、４日目の午後から交渉に入りました。この交渉は全て文面で行います。交渉を始める前に、オファーを出したお家のSellerに直接会って近所・地域のことなどお話を聞きました。直接SellerとBuyerが会うのは交渉上問題になったりすることがあるので、あまり行われてないみたいです（その判断は仲介業者にもよるようですが）。直接話が聞けて良かったのですが、会ったことで、相手に私達がファーストホームバイヤーで若い夫婦、そして押せば折れそうな印象を与えたのか、交渉は長引いて難航してしまいました。こっちが妥当なオファーを出しているのに、それ以上に（例えば、元の売値より高い値段を）要求してきたり。交渉はＰさんの経験上、通常１，２日で終わるそうなのですが、私達は５日間かかりました。しかも、「本当にこれ以上出せないという条件をこちらが提案しているので、もしそれ以上求めるならこの家を買うのは諦める」というダーリンのだめだしがなかったら多分そのまま続いたか話はだめになっていたかもしれません。交渉って難しい。

　SellerとBuyerがオファー（値段や条件）に同意をしたら、今度は決められた期間内にHome Inspection（家の点検）やAppraisal（査定額の見積もり）などをします。同意した値段以上の査定額が銀行で出された場合、ローンを組めなくなったりするそうで、ダーリンがはらはらしていましたが、無事、同意したお家の値段は査定額よりほんのちょっとだけ下でした。家の点検では、屋根が古くなっていていろいろ問題があったのですが、それらの細かな問題をSellerが修理してくれることになりました（いずれ近いうちに屋根全部を取り替えなくちゃいけなくなるそうですが）。家の点検にはBuyerが立ち会うのをお勧めされているのですが、私達は州外に住んでいるので、代わりに仲介業者のＰさんが立ち会ってくれ、家の点検の報告書はメールの添付で送ってもらいました。写真もついていて分かりやすかったです。

　これらの後は、家の保険会社を選んで、セキュウリティー、電話、電話、ガスなどをつなげたりの作業をしてました。で、今は芝刈り機を選んだりしてます。芝刈り機なんて今まで使ったこともないし見たこともないので、どんなのがいいのかさっぱり分かりません。家の最終点検とクロージング（家の鍵などの引渡し）は同じ日で、その同日に引っ越しする予定です。

　ところで、いろいろ家を見ていて思ったんですが、アップグレードされているお家はやっぱり見た目が映えますね。不動産仲介業者をしている一人暮らしの人がお家を売りに出していて、見に行ったのですが、キッチンとバスルームがアップグレードされていてとっても素敵でした。キッチンとバスルームのアップグレードは売る時お家の値段を上げるのに特に効果があるそうです。

アップグレードされたキッチン↓
フロアリングの床と御影石のカウンター等。さすが不動産仲介業者さん、魅力のポイントを良く抑えてます。こんなキッチン素敵ですよね。


アップグレードされたバスルーム↓