春花 in USA：博士号の後。

　今日は久しぶりにSちゃんとお出かけ。仕事をしながら、「新しいアイシャドーがあったらいいな～」と妄想をし（←化粧などほとんどしないのに）、お店に連れて行ってもらうことに。

　最初に行ったのはランコム。４色のアイシャドーが入ったセットでどの色が似合うのかいいのか分からないので、お店のお姉さんにつけてもらうことに。で、これが過ちの始まり。このお姉さん、目の周りにぐるーっと太く黒いアイライナーで線を入れて、だまが出来るくらいマスカラをつけて、その上、アイシャドーも濃い色のものを大量につけていた。最初そんなことは気にしてなかったんだけど、注意しておくべきだった。お姉さん、私のまぶたにも目がえぐれるくらい力一杯アイシャドーを４色も塗り重ねた上、「目を大きく見せるためにはね」と目の周りに黒々とアイラインを入れてくれてしまった・・・・。私はアイシャドーの色が肌に合うか見たかっただけなのに。「ほら、こうやって目の淵に濃いシャドーを入れると目が浮き上がって大きく見えるでしょ。」「目を大きく見せるためにはね、目の下にも黒のラインを入れるのよ。」とか、目を一生懸命大きく見せようとしてくれてたみたいなんだけど、化粧を付けなれていない（見慣れていない）私には目が大きいどころか不健康な寝不足の人か、パンダにしか見えない。しかも全然「目が小さくて困ってて大きく見せたい」なんてこれっぽっちも言ってないし思ってない。これはたまらんと、ランコムから逃げ去り、トイレで一生懸命目の周りにつけられたものを落とそうとしたんだけど、これがなかなか落ちないんだわ。仕方がないのでパンダの顔で過ごすことに。

　気を取り直して、自然派志向のオリジンズへ。穏やかそうなお兄さんが、ナチュラルメークをおばさんにしてあげているではないか。お兄さんが取り込み中だったので、一旦お店を出て他を見てまわってそろそろいいかな～とオリジンズに戻ってきたら、穏やかそうな初老のおばさんが「何をお探しですか？」と声をかけてくれたので、「アイシャドーを」と答えるとアイシャドーのところへと導いてくれ、ランコムで起きた出来事を話して「この目のお化粧を落としてオリジンズのアイシャドーで似合いそうなのを付けてみたい。」と言うと、「落とさなくっていいわよ、上から塗れば良いだけ」とまたまたぐいぐいと沢山塗られてしまった。そのうえ、「片目を開けちゃだめ。」「両目を閉じなさい」「片目を開ける癖を直しなさい」「そんなことしてるとシワができるのよ。今はそんなことないと思ってるかもしれないけど」「ほら、両目を閉じないとぶつわよ」と恐ろしいことを沢山言われてしまった。「ぶつわよ」と言われて、この人とはあんまり関わらない方がいいと思って「もう結構です」とまたそそくさとオリジンズを後にした。この後、私とアイシャドーを塗る店員さんのやり取りを目撃していたSちゃんと、今日はアイシャドーとか買うなって言うメッセージがどこかから来ているらしいと話をして、結局なんにも買わなかった。

　後で思ったんだけど、目が大きくしたいのは多分ランコムのお姉さんの方で、それを勝手に私に押し付けていて、オリジンズのおばさんが私に「両目を閉じないとシワになるわよ！」とイライラしていたのは自分のシワが気になるからなんだろうなと。だって、どっちも全然気にならない私に熱く訴えるのは、本人達が気にしているからとしか思えない。

　何て日なんだろうとSちゃんとどきどきしながら気を取り直して、今度はトルコ料理のレストランへ。トルコ料理なんて初めてだったんだけど、お料理はとっても美味しかった。お料理を２人で堪能していたら、いきなり音楽がかかってすごい衣装を着た踊り子が激しく踊りながらやってきた。



　すっごく綺麗で神秘的で、なんだかどっか普段行かないところに来たみたいでした。お姉さん、踊りながらいろんなテーブルをまわってチップを腰巻きのところに入れてもらってました。



　Sちゃんも私もお姉さんの腰巻に＄１札を入れさせてもらったんだけど、なんだかまたどきどきしてました。

　と、今日は、今までになく刺激の多い午後でした（これは全て午後６時から１０時の４時間での出来事・・・・）。明日はヨガで一日を始めるから穏やかかしら。