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そうそう、勤務先のクリニックで来年度のインターンを選ぶプロセスが始まりました。臨床系心理学の博士課程を卒業するためには、1年間のフルタイムまたは2年間のパートタイムのインターンシップ(総合病院やクリニックなどで臨床経験を積む)を終了する必要があります。毎年、アメリカ合衆国全州の博士論文以外の全ての課題を終えた臨床系心理学博士課程の在学生3000人から3500人がインターンシップに応募します。プロフェッショナルスクールが年々拡大しているのにインターンシップ先の数に変化が少ないため、毎年その競争率が激しくなっているのが問題になっています。インターンシップ先も様々で、American Psychological Association(APA)に認証されているものからそうでないものあり、APAに認証されていないプログラムでインターンシップをすると心理学者の免許を取るときに手続きが大変だったりするそうです(APA認証プログラムの方が競争率は高くなります)。インターンシップは有給のところがほとんどで、インターンの研修に重点を置くプログラムからインターンを安い労働力としか扱わないところからいろいろあるようです。臨床系心理学者になるためには避けては通れないことなので皆必死です。
と、一昨年の今頃、私もその必死な1人として願書を送っていたのですが、今年はクリニックでインターンを選ぶ側になってなんだか不思議な感じです。送ってこられた願書(1つにつき40ページから50ページくらいある)を読んで面接に招待する出願者を選ぶ作業をしています。クリニックの哲学に合うきらりと光る出願者が見つかるといいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月16日 12時41分28秒
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