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今日、アパートを出ることを紙に書いてアパートの事務所に家賃と一緒に提出してきた。そしたら、事務所から電話があって、「契約書には60日以前にアパートを出ることを書類(口頭ではなく)で知らせなくてはいけないと明記してあるので、11月末までの家賃を払う義務がある」と言われた。1ヶ月の家賃が10万円ほどなので、ものすごい動揺してしまった。事務所の人によると、今日中にアパートを出る日を契約書に書き換えるので署名しに来ないとどんどん家賃を払う義務がある日数が増えていくということだった。
あまりのショックに、電話を受けた後の職場の会議になかなか集中できなかった。ダーリンに電話で相談したら、「紙に書いたもののコピーをとってあるか」と聞かれて、取ってなかったので、事務所に電話してコピーを下さいって言うと、契約書に11月まで支払いの義務があるという署名をしないとコピーは渡せないといわれた。 仕事の後、家に帰って契約書を確認したら、「もし、アパート事務所が、住人に30日以上前に引っ越すお知らせを必要とする場合、住人が引越しのお知らせをアパートに提出しなければならない締め切りの90日以内から5日前に、アパートがその由を住人に書類でお知らせする。もしそのお知らせがなければ、30日以前の引越しのお知らせを事務所に提出することで住人は引っ越すことが出来る。」と書いてあったので、ダーリンや同僚の人に助言を受けながら、事務所にお手紙を書いて、直接1つ手渡してきた。念のため、コピーを自分用にとって、もう1つのコピーをCertified Mail with retern reciept requestで郵送してきた。どうなることか。 アメリカ合衆国に初めて来てから10年だけど、この国では紙に書かれたものを記録として取っておくことがとても大切だということを日々の生活でつくづく感じる。セラピーのクライエントで、公立学校に通う特別な援助が必要なこども(学習障害等)を持つ家族は、親権のある保護者が紙に書いて援助を学校に求めなければ、口頭で話しただけでは学校は何も対処しないということはよくある。紙に書いて要求しなければ、公立学校が対応しなくても違法にはならないから。その代わり、紙に書いて要求すると、公立学校は期限以内(州によって違う)に対応しなければ違法になる。それでも学校が対応してくれない場合、法的手段をとる前にできることがいくつかあるけれど、そういったことは、普通の家族にはなかなか分かりにくくされている。貧しく、教育もなく、知識も資源も少なければ、この国で自分や家族を守ることはものすごく大変なことだと、セラピーをしていてすごく感じる。 それから、自分が署名するものをしっかり読んで、気軽に署名してはいけない。署名を迫られてちょっとよく分からない場合は、その資料をもらって持ち帰って署名する前によく読む。私は、これまで気軽に署名して痛い目にあったこと数回。どれも大事には至らなかったけど、この国に住む上で、気をつけなければならないことのひとつ。 アパート事務所に提出するアパートを出るお知らせの書き方。 http://answers.yahoo.com/question/index?qid=20080128061013AAzgOLM http://answers.yahoo.com/question/index?qid=20080402145728AA0LcoC お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月02日 10時34分05秒
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