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テーマ:暮らしを楽しむ(387411)
カテゴリ:紅影オリジナル詩!!
朝、目覚めると彼は、ヒーターにしがみ付くように寒さをしのぎ、 ”俺じゃなきゃダメって言えるのかい?” 彼女の欲望も満たせずに、惰性でレースを続ける俺には、 ポケットの携帯電話がバイブレーションを始め、開いてみると彼女だった。 世界が再び俺たちから始まっても、君は楽しく生きてゆけるかい? ガレージの中でライトを点けると、押し込められていた影が、 ”見た景色の数だけ、君に優しくしたい” とは思うけれど…。 当たり前のことだが、俺にとって大事なのはいつも、 車のキーをねじこんで、走り出した先は、 目の前にフェラーリのRedが見える。 この道は、お前さんが思うほど簡単じゃないぜ。 この道で俺は、生きる意味を追い越したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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