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カテゴリ:紅影オリジナル詩!!
君は光が怖いのかな。
カーテンを開けると、朝の強い日差しが射し込んでくる。 ”眩しいから閉めて欲しい”って、すぐに毛布にもぐり込んでしまうのは、 ただ昨日までの仕事の疲れが、響いているだけなのかもしれないけれど。 いたずらに光を欲しがったりしない君は、 なんだか最近とっても素敵だなって感じていて、 それは、光にばかり群がる蛾みたいな連中に、 ほとほと嫌気がさしているせいでもあるんだろうな。 だからせめて俺たちは、薄暗い部屋の真ん中で、 肌と肌の”温もり”だけは、 互いに伝え続けていけたらいいよね。 起きがけにブラックコーヒーを飲むと、 苦味の利いた現実の味と、昨夜ケンカした 若いBarのマスターのしかめっ面を思い出す。 そいつのマティーニの味は確かに最高で、 きっと人間が分かり合えない理由なんてのはそもそも、 血液型の違いくらいに些細なことなのかもしれない。 彼女と心の底から分かりあうことが出来たなら、 地球上すべての人と友人になることと同じくらいに、 奇跡的な価値があるんじゃないかって本気で思うから。 ベッドで小さく寝返りを打つ君に、 今朝はそっと寄り添っていよう。 俺は、きっとね…、 君を幸せにするために生まれてきたんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/01/29 12:47:53 AM
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