こどもがかんしゃくを起こしたときには..
かんしゃくを起こしたときには、あれこれと声を立てずに、それを自分で鎮めるまで待っていましょう。叱ったり、なだめたりすると、それがかえって子どもの気持ちをいら立たせてしまいます。そのために、かえって激しく泣いたりしますし、自分でかんしゃくを鎮めるまでの時間がかえって長引いてしまいます。そして、かんしゃくが鎮まったときに、「お利口さんだったね」と、自分の力で自分の感情をコントロールしたことに喜びを現しましょう。そして、ひざの上に抱いてあげましょう。それは、さらに情緒の安定をはかるのに役立ち、お母さんの「思いやり」の心が子どもに伝わるからです。 5歳までのゆっくり子育て 平井信義(著) 【中古】afb【古本】5歳までのゆっくり子育て/平井信義娘が生まれた時には、娘の意思を尊重して「やりたい」という事は何でもやらせてあげようと、思っていました。9ヶ月くらいまではそのようにしていましたが、実家との関係が深くなるにつれて無意識の内に母の影響を強く受けて、子どもには何1つ自由を与えるな!親の言う事だけをやる子に育てよ、という恐ろしい考えに染まっていきました。でも、娘は負けていなかった。そんな考えをぶち破るエネルギーを出し、私に気付かせてくれました。そして今少しづつ、私も努力しながら、娘が興味を示した物には何でも触らせて使わせてみる、という生活を始めました。キッチンはさみ、ホッチキスなど、鋭利な物も、本人が望めば触らせています。上手く使えないと癇癪を起こしては大暴れ。やりたい事をやらせてあげてるのに! なんて我儘なんだ、ついていけない。面倒見切れない。もうこんな娘本当にいらない!と、もっとどろどろした事も考えながら悶々としていたところ、上記の本に出会いました。娘が癇癪を起こしたら何とかしなきゃいけない、そうさせたのは私の責任だ、と思っていた自分がいた事を知りました。別に私が悪いわけではないし、悪い事でもなくむしろ順調に情緒が育っている証拠。そして何もしなくていいんですね。ただ見ていて(見守る、という事がまだ分からずできない私)、落ち着いたら抱きしめてあげる。感情が落ち着き、エネルギーの爆発が治まった状態なら抱っこもしやすいです。2歳と小さい子どもでも、自分の感情をコントロールする力を持っているのですね。驚きです。娘の力を信じて、ちょっと距離をおいて見てみようと思います。