さよなら、こぶたさん
2年くらい前のクリスマスにオラクルカードをひくのが大好きな娘の為にこころのこぶたカード というやさしい絵と言葉で、小さな子でも楽しめそうな銀色夏生さんのカードを購入しました。ホノカ社のますみさんが、とてもかわいく包装してくださり娘もお喜びで、一目で気に入り、それから毎日カードをながめたりひいたりして遊びました。日が経つにつれて段々回数は減ってきたものの、それでも娘の宝物には変わりはありませんでした。昨夜、久しぶりに娘がカードをひいて遊ぼう、というので用意して、順番にひいていきました。娘が12枚、私が13枚目をひいた時、それまで機嫌よく笑顔でひいていた娘が突然キレカードをびりびりにやぶり生ごみ入れに投げ捨てました。ほんの数秒の事で、私はあっけにとられて何もできませでした。夜、罪悪感にさいなまれた娘は暴れました。他にも暴れるだけの理由はあったのですが、自分の頭を何度も何度も殴りつけ「かなた死ね」を何百回と連呼していました。「かなたがこぶたさん殺しちゃった」と言って泣きました。娘のお気に入りの使い方は全てのカードを順番にひいていき1つのストーリーを作る事でした。全てのカードをひいた後、1枚1枚見ていくのでどんなカードが出たのか全ては覚えてないけれど、娘が最後にひいたカードは『許す』でした。「間違いをした自分を許してねって事だよ。許すとね、心がラクになって、息が出来るようになって、長生き出来るんだよ。こぶたさんは、自分の命をかけてかなたに自分を許すことの大切さを教えてくれたんだよ。自分が死んでも、大切で大好きなかなたが幸せに生きられるなら、それでいいよって、喜んで天国に行ったよ。こぶたさんはかなたを許してるよ。だからかなたも酷い事をした自分を許して、同じ間違いはしないようにしようね。こぶたさんは天国からいつも見ててくれてるよ」と言うと泣き崩れ、それから2時間泣き続けました。本当は私も大好きなカードだったので、内心かなりショックを受けていました。私が受け取った最後のメッセージは『可能性』『自由』『NOと言うこと』『豊かさ』『まぬがれた不運』『平ら』『焦点をあわせる』『喜び』『意識する』『視点を変える』『素直さ』『よく見る』でした。(のこりは忘れました。)娘の他のメッセージは『落ち着いて』『流す』『忍耐』『いい試練』『楽観的な』『驚かない』『執着をなくす』『自立』『自然に』『破壊』『悲しみ』でした。娘の一番お気に入りの天使のカードと温泉のカードは出ませんでした。(娘のひいたカードは12枚全部思い出せたのに 自分のカードは思い出せないなんて。。くぅ~><)もうこぶたさんカードで遊ぶことは出来ないけれど、最期の言葉をハートにしまってこれからを生きていきます。それにしても、最近周りに人の死や終わりを迎える物の多いこと、多いこと。今、そういう時期なのかな?何となく、ハートがざわざわするな。。