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カテゴリ:レレレのレ
先日、会社の同期の結婚式・披露宴にお呼ばれし、東北新幹線で向った。
場所は岩手県の平泉。 日本歴史に疎い私でも日本地理は得意なので、平泉と言えば「中尊寺金色堂」という方程式は頭に浮かぶ。 しかし今回、結婚式を挙げた「毛越寺」は不覚にも知らなかった。 読み方も難しい、「もうつうじ」と読むそうだ。 この毛越寺には大きな池の庭園があり、見事なまでの樹の茂りよう。 本堂は昭和に再建されたらしいが、時代を感じさせるのは境内にある松の木だ。 あれほどの太さにまでなるのかと感心させられる。 そして見上げるように高く、雄々しい。 何よりこの樹が長い時を経てきた証(あかし)だと思う。 お寺の結婚式というのも、初めて参列した。 本堂に鎮座しているのは薬師如来だそうだが、私には判別がつかない(^-^; 仏式の挙式ということで、あの大きな木魚を叩くのかと思いきや、木魚の出番はなかった。 お経を読みながら、合いの手のように叩いて金属音を鳴らす。 最後にリングの交換まであったが、これは現代風のアレンジだろう。 挙式はだいたい30分くらいで終わったが、参列した私たちは終始、座布団に正座だったので、足の神経がやられてしまい、しばらく立ち上がれない羽目に・・・(^-^; 新婦さんは平泉の役場に勤め、中尊寺や毛越寺を世界遺産にしようという仕事だったらしい。 とてもやりがいのある仕事だと思う。 この辺りは建築する際の多くで、遺跡の発掘調査があるそうだ。 そういう事も仕事でやっていたみたい。 ご結婚に際し上京するようで、私たちは世界遺産登録までの大事な人材を失ったことになる。 さて、今回はウツになって一番ハードな遠出をしたことになる。 もっと疲れるかと思いきや、肉体面では平気だった。 けれど精神的には凹みました・・・。 同期の結婚式なので、会社の人と顔を合わすことになるだろう。 良く考えれば、それくらい「想定の範囲内」のはずが、そんな心の準備も無く、会社の人がいることに面喰った。 同期だけじゃない、後輩たちまで居てびっくり。 休職する前に居たグループの後輩まで居て、最後のアッパーを撃たれたようだった。 ここでノックアウト・・・・(_ _。) さらに私を慌てさせたのは「大丈夫なんですか?具合はどうですか?」と聞かれているのに、相手の名前が思い出せない。 相手の名前が分からないまま会話を続けるのは、本当に辛い・・・。 「だいぶん、元気になってきたよ(^-^;」 と手短かに答えて窓際に逃げる。 そして席次表を開いて名前を思い出し、他に誰が来ているのか確かめる。 彼らには何の罪も無いけれど、私はすごーく嫌ぁ~な気持ちに包まれた。 「うぁ、まだ会社に行けないな。でもそんなに会社が嫌いなのか、おれ?」 自分に問いかける。 ・・・、どうやら会社に行きたくないらしい。 今ののんびり生活にしがみついて、それで会社に行きたくないのか? ウツと診断されたことをいいことに、仕事もせずフラフラしていたいからなのか? あるいは違う会社(または部署)なら、働けるのか? どうなんだろう・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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