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テーマ:旅の写真(3471)
カテゴリ:レレレのレ
【春小麦・津軽を歩く】
6月25日(日)弘前→十二湖→白神サンタランド 朝食を弘前駅近くのミ○タードーナツで摂り、8:44発の快速「リゾートしらかみ2号」に乗車する。 きっぷは五能線パスと呼ばれるフリーきっぷで、2日間有効のもの。 リゾートしらかみ号は、現在3種類の車両で運転されていて、私が乗車した「ぶな編成」の他に「青池編成」、「くまげら編成」がある。 車両の窓は大きく作られていて、車掌さんが観光バスのガイドさんのような簡単な解説を付けながら走ってゆく。 途中五所川原駅から津軽三味線の演奏が先頭車両で行われた。 列車は日本海側に出て、海沿いを進んでゆく。 これが五能線の売りになっていて、乗車した日は雨も降らず、よい景色に逢えた。 11:19 JR十二湖駅で降りる。 すると今夜の宿泊地の「サンタランド白神」のバスがお出迎えしてくれていた。 一旦、荷物を預けて十二湖散策に出たいと言うと、運転手さんが大きな荷物を引き取ってくれて、まもなく来る路線バスに乗りなさいと言ってくれた。 荷物は部屋に入れておくとのことで、ありがたいことだった。 路線バスの運転手さんはおもしろい人だった。 女性の声のテープで、ひとしきりの観光案内があった後、運転手さんがマイクを使ってゆっくりと長々と話し始める。 「えー、一通りの案内があったから運転手は話さなくてもよいという意見もありますが、地元の私が話せることをお話します。別に会社からそうしろと言われている訳でもありません。聞きたくなかったら、流してもらって結構です。でもこれが私のできるサービスと考えています。仲間の運転手たちもこんな話をしていないと思います。これは私が良かれと思ってやっていることで、聞き流して忘れてもらっても結構です。」 ・・・と、ながーい前置きの後、東北なまりのゆっくりした声で、十二湖の歴史や、日本キャニオンのことを話す。 このかなりくどい前置きを、話の途中で2、3度繰り返すのにはまいったが、憎めない運転手さんでした。 十二湖にはブナの原生林の中に大小さまざまな湖(池)が点在していて、それらを散策できる遊歩道がある。 実際には三十数個の池があるが、ある山から見下ろした際に12個あるように見えたので、この地一体は十二湖と呼ばれているらしい。 中でも「青池」と呼ばれる池はJRのポスターなどにもなっていて、十二個で一番人気の池だ。 路線バスの終点もこの青池近くにある。 青池とは、名前のとおり青く見える池で、使い古された表現だけど、青いインクを垂らしたような青だった。 ↑どこが水面だか、分かりますか?鏡映しのようになってますね。 小一時間で回れる自然道は、訪れる人もよく通るらしく、ウッドチップを敷き詰めて歩きやすくなっていた。 私はもう少し欲張っていろんな池が見れるコースに挑戦した。 さすがに通る人も少ないので、道が草で覆いかぶさっていたりしている。 それでもどんどん進んでゆく。 人影も無く鳥の声だけが聞こえる原生林は、一人で歩く自分には少し心細いほどだった。 しかしいくつかの池に訪れると、カメラを池の端に置き、迷彩色の布をかぶって息を殺している人に出会う。 カメラには大きな望遠レンズを付け、三脚を立てている。 「何が撮れるんですか?」 「鳥だよ、アカショウビン」 2時間ほど歩いただろうか、そろそろバス通りの方へ戻ろう。 途中でモリアオガエルの泡を発見。 この泡の中に産卵し、おたまじゃくしはこの泡の中を泳ぐ。 ある程度の大きさになると、泡からポチャンと下の池に落ちるので、そういう場所に産卵するのだが、ここの場合、泡の下は水たまりだったけど(^-^; しばらく歩いていると、バス通りが近いのだろう、道が歩きやすくなっていた。 バスの停留所があるビジターセンターまで戻ってきた。 バスの時刻表を見るが、ほんの5分ほど前にバスが行ったばかりだ。 次のバスまで2時間もある(^-^; ビジターセンターをちょっと覗いて、宿泊地であるサンタランド白神まで歩くことにした。 5kmくらいだから、1時間ちょっとで歩けそうだ。 そうしてバス通りを歩き始める。 通り沿いに王池という少し大きい池があり、池を一周する遊歩道の入口の看板が立てられていた。 ええい、ついでだ! もうやけくそで王池も一周歩く。 さらにバス通りを離れ、サンタランド白神へ向っていたら、バスの運転手さんが話していた日本キャニオンが拝めた。 アメリカのグランドキャニオンのような岩山だから、日本キャニオンと言うらしい。 天気が良かったのは、この写真でも分かってもらえそう。 さて歩くこと1時間半、サンタランド白神に到着。 ここはリゾート施設って感じで、1年中クリスマスのようなところだ。 なんと外人さんのサンタさんも常駐している。 サンタランドのある岩崎村(現深浦町)は、フィンランドのどこかの町と姉妹都市の提携をしたらしく、このような施設があるらしい。 そう、サンタさんの故郷はフィンランドなのだ。 宿泊はログハウスで、私一人でログハウスに泊まってきた。 なんと小屋裏2階建で、ベッドが6つもあった(^-^; 夕食後、夕陽が見える展望台があるというので、少し歩いてみた。 ここでは夕陽が売りにもなっているようで、「今日の日没時刻」がフロントに記されていた。 日本海に沈む夕陽が見たかったけど、この日は遠くの岬へ沈む夕陽だった。 明日の計画を立てようと、夕食後にログハウスのソファで横になっていると、いつのまにか寝てしまったらしい。 起きたら夜の12時近く・・・、手近にあったベッドに潜り込む。 Zzz…(*´~`*)。o○ ムニャムニャ つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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