駅からハイキング<千葉県神崎町>
本日もJR東日本が開催する「駅からハイキング」に行ってきた。正式には「神崎の森なんじゃもんじゃハイキング」と言う。場所は千葉県の神崎町。千葉市方面から行くと成田の奥側にあたり、茨城県との境になっている利根川を有する町だ。今回で「駅からハイキング」は三度目であったが、今日はとてもいい思いをして戻ってきた。それは他とは違い、多くの地元の人たちがボランティアでこのイベントを盛り上げ、支えていたからだ。まず下総神崎駅を出発すること15分くらいでおかべ観音に到着。ここではなんと野草のてんぷらを無料でふるまってくれた。私はヨモギとスカンポのてんぷらを塩でいただいた。アクも無く、爽やかな感じ。当然、気に入ってくれた人には、野草を路地で販売していた。しかしウォーキングは始まったばかり、ここで買い物をして荷物を増やしたくない。そんな人のために、ここでは番号札を渡し、下総神崎駅に到着したら、その番号札と交換するようになっていた。いやー、気の利いたサービスではないか (*^-^)ここでは焼き芋も売っていて、1本百円!軽自動車で売りに来る焼き芋だったら5百円はしそうなものだ。あとで昼食代わりに食べようと、一つ購入した。山道の道中で発見した看板。神崎町が竹山オーナーを募集しているようだ。みなさん、いかがです? ここから少し山道を歩き、ひと山越え、線路を渡ると神宮寺というお寺がある。石段が長く続く、神社のようなお寺だった。そこで、また地元の人たちのご好意によりタケノコご飯のおにぎりと、黒豆で作った豆乳を試食・試飲させていただいた。おにぎりをくれたおばあちゃんが、朝5時から1500個作ったおにぎりがもう無くなったよと苦笑い。私がおにぎりにありつけた時には、後10個ほどしか残ってなかった。おにぎりは見た目より味は控えめで、具も小さく刻んでいたので、どれがタケノコやら・・・(^-^;でも黒豆豆乳は美味かった!おにぎりが在庫切れでも豆乳は次々に温かいポットに入れて出してくれた。さて次のポイントはこうざき天の川公園。ここは頂いたマップにも「おにぎり1個サービス」と書かれていたところだ。塩だけで握った、シンプルなおにぎりだったが、さっきのおにぎりより美味しかった。塩だけというのが米の味を引き立たせるのかも。神崎町で採れたコシヒカリだそうな。また、ここでは最初に渡されたマップに記載されている抽選番号の当選発表をしていた。私はハズレだったが、賞品コシヒカリ5kgが一番近い番号だった。それにしても (^-^;5kgは重いよなぁ。次に大きな利根川沿いに歩いて、神崎大橋を半分まで渡って戻ってきた。そして今回のメインとなる神崎神社だが、その少し手前でお蕎麦をふるまってくれた。味噌汁ほどの椀に冷たい蕎麦とネギを刻んでつゆがかかっている。これも非常に美味かった。おかわり!なんて出来ないのだが、蕎麦湯を持ってきてくれたので、残ったつゆを蕎麦湯で薄めていただいた。これまた絶品でした。さていよいよ神崎神社。長い石段を息を切らせながら坦々と登っていく。目的の「なんじゃもんじゃの樹」は大きな本堂の脇にあった。あまりの大きさに下から上へ見上げていくと、ひっくり返りそうになる。自分の頭上を、樹が覆うような格好で枝を拡げているからだ。ちなみにこのなんじゃもんじゃの樹はクスノキである。水戸光圀公が参詣の折、この大木を見て「この木は何というもんじゃろうか」と自問して感嘆されたので、その風変わりな名称で呼ばれるようになったとか。ここでもおもてなしがあって冷たい甘酒をいただいた。あまり得意ではない甘酒だったが、冷えている分酒臭さも控えめで、疲れた身体に甘いものが美味しい。あと奈良漬も試食してくれと言われたが、これは苦手なのでパスさせてもらった。さて、あちこちで口に入れたので、焼き芋の出番も無く帰路についてしまった。今にも泣き出しそうな空だったけど、結局雨にも降られずにハイキングを終えられたことに感謝(^人^)感謝♪約10kmの道のりでした。