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先日用事と用事のあいだに妙な間がありました。
実はこの何週間かずっと、温泉に行きたいと思っていたので、『絶対今日しかない!』とさっそく朝から調べだしたのです。 午前中の場所から、午後の移動場所までの距離をつないだ途中にある温泉を探してある所に決めました! 行ってみると、何にもないところにいきなり建物があるので、以前に何度か『ここはいったい何だろう?』と不思議に思っていたけど、 ようやく謎が解けそうだ。 それにしても、お世辞でも立派とは言えない建物に、興味が湧いてくるのは何故だろう? 例えるならば、『三匹のこぶた』の一番上のお兄ちゃんが建てた『わらの家』と言えば想像がつくでしょうか? 台風が直撃したら、吹き飛んで、きっと石で作られた温泉だけ残って、しばらくは『露天風呂』に様変わりするであろう。 お湯は飲めるのでさっそく飲んでみました。 お湯は軟らかく、鉄の味がした。 幸い誰もいなくて、貸切り状態で、こじんまりした湯船と思いきや、6、7メートルはあったので泳ぎたくなりました。(よい子は真似をしないように) もちろん、私は泳げないので、そんな事はしてませんが。 お湯の温度はぬるめなので、私にはピッタリでゆっくり入ることが出来ました。 幸せだなあ~♪(加山ゆ~ぞぉ風に)天気がいい外を眺めつつ、心で叫んだのです。 すっかりリフレッシュをして、女将さんに声を掛けました。 隣が食堂になっていたので、厨房にいました。 女将さんが来る間、 キョロキョロしてみると、 演歌が好きなのかな?私でも知っている演歌歌手と写っている写真が何枚も飾ってあった。 さらに見ていくと、知らない演歌歌手ポスターと「CD発売中」とマジックで書かれていた。 別に興味もなく「ではまた来ま~す」 と出ていこうと戸をガラガラっと開けた瞬間に、目の前に『おじさん』(←自分もオバサンなのに、ナント失礼な)が立っていた。 格好こそ違うが、数秒前に見た方だったので、 思わず、 「あっ!ポスターの人だっ」 と、叫んでしまった。 そのリアクションに気を良くしたのか、その『ポスターのおじさん』は語りはじめた。 温泉の事、演歌の事、マスコミ、昔話、この建物のこと、 そして、昨日完成した内装を変えた孫用の部屋。 木材の事、石の事。 お宅訪問のように、その建物を案内してくださった。 聞けば、この建物の謎が解けたのです。 『ポスターのおじさん』の正体。 温泉のオーナーで、食堂の隣を掘って、温泉を掘りあてた。 職業、歌手。 この建物は、オーナーのすべて手作り。 全部廃材を再利用しています。 私は「今度、泊まれる部屋を作ってください」と言うと、 「ここに泊まっていいよ」と、 出来たての孫の部屋を指差した。 「じゃあ、また来ま~す」 「今度は家族連れておいで~!」 とまあ、こんな感じで30分。 出会いってすごいなあ~。 『こぶたの家』なんて、失礼な事、誰が言った?? 「あたしだよっ!」 でも、マジのお誘いに近々行きたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.05.31 00:11:13
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