シュノーケル
船で無人島に渡った。
島に着くと、スウェットスーツに着替えてさっそく、バナナボートに乗った。
水中ジェットに振り回され、いっちが怖いと連発する。
その姿がおかしくておなかを抱えて笑いたかったけど、両手を離したら、私が落ちて、いい笑い者になるから、とりあえずしがみついてた!
次はシュノーケル。はじめは、浅瀬で練習をする。
お子二人はテンションが上がる。
その一方私はだんだんとテンションが下がる。
練習すればするほど、ヤル気がなくなり、いっそしなくてもいいくらいのテンションまで下がりまくる。
一応その昔、スキューバダイビングもした事があるのだけど、やっぱり水は好きではない。
そんなテンションのまま、勢いでもう一度バナナボードボートに乗り、ベストスポットの場所まで連れていかれた。
「はい、ここで降りてください」
ボチャ~ン!
ボチャン、ボチャン!
私はサーヤをサポートすると見せかけ、サーヤの手をしっかり握りしめ飛び降りた。
もちろん、足などつかない深い、緑の海の中。
マジ、死ぬかと思った。
しかし、海の中はとてもきれいで、魚もきれい。
餌付けをしているので、餌を撒くと、さらに魚が寄ってきた。
今回はシュノーケルだったけど、もっと軽いタッチだと思ってた!
もちろん、シュノーケルなので潜れなかったけど、逆にそれが怖くて、ビート板にサーヤを見守る母のふりしながら、
片手には餌のソーセージを握りしめ、もう一方の手はビート板を絶対にはなさなかった。
「慣れたら、ビート板から離れてもいいですよ~」
と言うセリフを完全に無視した。
すごく短い時間だったのに、日焼けして顔が痛い。
水中の写真を頂き、私たちは那覇に向かった。
私の浅はかさと、ぱぱごっちの微妙な作戦で、3日間運転手をした私。
お昼ご飯にビールを飲むぱぱごっちを顔は笑い、心で泣いた私。
沖縄が終わった。