カテゴリ:文・ことば
幼い頃の記憶が頭の中にふっと湧き出る時、
私はいつも その時の日ざしの強さと 風景、色が思い浮かばれる。 音はほとんどない。 ほとんどが外いる時の晴天のような感じで その時見た色が湧き出る感じ。 何というか、まぶしさを覚えている様なそんな感覚。 一応物形もわかる。 よく手にしていたり、強烈な印象があった物 場所は鮮明に覚えていたりする。 私は結構小さい頃の記憶があるようで、特に祖母が驚く事がよくある。 自分という自我がない頃、というのは確かに存在しているのだが、 一体いつから私は私という物を感じはじめたのだろうか。 問うても答えはでてこないだろうがとても不思議に思う。 胎児はお母さんのお腹の中で進化の過程を一からたどり まが玉の形を経て えら呼吸のなごりまであらわれ、消え、 人の形となってゆくそうだ。 もし、この世に生まれでてからも人が進化の過程を辿っていて、 その先に自我がある今の自分がいるのであれば 幼い頃の 自分ではわからない自分の、おぼろげな記憶は 自我を得る前の人の 感覚によるものだったのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.06.12 01:25:28
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