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テーマ:小説日記(233)
カテゴリ:プチ小説
彼女は、今日も変わりなく空を見上げる。青く、広く、変わらない空。
いつからこの部屋にいるのか、どうしてこの部屋にいるのか。 それすら、もう思い出せないほど遠い時をここで過ごした。 彼女は思う。他の人にとって、箱庭のような世界。小さくて限られた空間。 それが、自分にとっての世界だと。それが、自分の世界だと。 外の世界を思い出せない、他の世界を知らない。 それだから、自分にとって。この世界がすべてなのだ。 比べるモノのない世界。だから、幸福かどうか解らない。 もちろん、不幸かどうかも解らないけれど。 そうだとしても、それでも、例えそうだとしても。 何かが変わらなければ、自分は知らないままの世界だから。 自分が何者であるのかも、自分の存在する理由も。 知らないことさえ、気が付かないのかも知れないと思う。 今が『常識』で、今が『普通』だから。 それが、幸せなのか。それとも、不幸せなのか。 箱庭にいる自分には解らないことでしかない。 それでも、きっと、自分の未来はこの箱庭で広がっている。 何も変わらずに続く、あの空のように、永遠に近い。 でも、もしかしたら、その世界は、いつでも。 自分が、そう望むのであれば、変わるのかも知れない。 *********************************** ちょっと、なんだか、意味不明な話になってしまいました(苦笑) 書いているうちに、何が書きたいのか解らなくなってしまいました…。 もっともっと文才が欲しいと思う、今日この頃です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 12, 2004 11:50:19 PM
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