|
テーマ:こわーいお話(348)
カテゴリ:体験の話。
アタシは、ホラーというジャンル自体は好きだったりします。
他の誰かが体験した話、フィクションの話、無責任かも知れませんが。 それは、アタシではない誰かの話だからです。 自分が体験するのは、はっきり言って。かなり怖いです(苦笑) そんなアタシが、随分と昔に体験した話を綴ります。 これは、アタシがまだ中学か高校の頃に体験した恐怖の一晩です。 その時、確か友達の家に泊まりに行ってたんです。 夏の暑い時期という事もあり、寝る前に怪談話をする方向になりました。 友達とアタシとで、布団に潜って交互に話をしていました。 ついつい盛り上がってしまい、気が付くと深夜の1時を過ぎていました。 さすがに、もう寝ようかという事になり怪談を中止して電気を消したんです。 でも、何故か、その夜に限ってなかなか寝付けずに寝返りを繰り返していました。 その時、カツンという音が聞こえて来て。なんだろうと思いました。 友達も聞こえるらしく、なんだろうねって最初は不思議だねって言葉を交わしていました。 まるで、窓ガラスを叩いているような。そんな音でした。 でも、友達の部屋は2階。そして、ベランダもなく普通に考えてあるはずのない事。 それでも、その音は止むことはなく。どんどんと大きくなって行くばかりでした。 アタシたちも怖くなって、早く寝たい一心で頭から布団を被り目をきつく閉じました。 結局、その音は明け方近くになって止みました。 アタシも友達も怖くて、明け方まで一睡も出来ませんでした。 そして、その日の昼まで寝ていました。目が覚めて、怖かったね。 なんだったんだろうね、そんな会話をしながらカーテンを開けました。 昨日のガラスを叩く音の正体、それはその時になって目にしました。 カーテンを開けると、窓ガラスは真っ赤な手形がびっしりと付いていました。 小さな子供のような大きさから、親のような大きさまで、手形は窓を埋めるように付いていたんです。 すっごく怖かったですね、本当に。これは今でも忘れられません。 みなさんも、そういう体験って。やっぱりあるんですか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 1, 2005 05:31:49 PM
コメント(0) | コメントを書く
[体験の話。] カテゴリの最新記事
|
|