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テーマ:最近観た映画。(39929)
カテゴリ:趣向の話。
レンタルで久し振りに、DVDを借りてみました。
観には行きたいけれど時間的に余裕が取れないのでDVDです(苦笑) それで、公開中から気になっていた『アイ,ロボット』。 近くて遠い未来、そんな感じがしました。 想像が付かない程の遠い未来の話でもないし。 想像が出来る程の近い未来でもない。 ロボット、ヒトのように心を持つことのない擬似生命。 決して、ヒトを傷付ける事のなく。それでいて、自らを守る。 しかし、そのロボットがヒトと同じように進化する事があるはずない。 そんな事は、誰が言えるのでしょうか?誰が証明できるのでしょうか? 進化するものは、決して神に与えられた生命だけではないはず。 ヒトによって、作られたものでも進化する事は可能だと思います。 守るために、救うために、どうすれば良いかという結論。 それは、自らがヒトを管理するというもの。 なんだか、思ったよりもすごくじっくりと観てしまいました。 確かにこれから技術が進化して行けば。 きっと、いえ。確実にロボットが我々の生活に存在する。 そんな未来が来るのでは、ないでしょうか? ヒトが生活を豊かにするために、生活を楽にするために…。 そうして生まれてくる擬似生命たち、彼らに。 もし、私たちと同じ心を与えたとしたら。 それでも、ロボットはロボットなのでしょうか? 私たちと同じように、喜び、悲しみ、怒り。 それでも、ヒトの命令には絶対的に従わなければならない。 どんな事でも、計算し、その結果で可能性の高い方を行う機械。 確かに、それは合理的な事なのかも知れません。 命の危険にさらされて、どちらかしか助ける事が不可能な場合。 計算され、助かる可能性の高い方を助ける。 幼い、まだまだ生きる先の長い子供でも。 年若い、これからのある青年でも。 助かる可能性が低ければ、ロボットは彼らではない命を救う。 ヒトの心理としてではなく、可能性の問題として。 それが、決して間違っているのではないと言い切れません。 それでも、それが正しいとも言い切れません。 本当に、大切なものや大切なこと。それは、計算では出せない回答だからです。 だからと言って、ヒトのように心を持たせれば良いのとも違うと思います。 ロボット、擬似生命、難しい問題を孕んだ事だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 21, 2005 10:21:32 PM
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