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テレビを見ていると無意識のうちにCCDの白キズを探しているときがある。これはもう一生抜けない癖かもしれないな。
CCDの白キズで記憶に強く残っているものとしては、アテネ・オリンピックでの女子マラソンのときの映像で、ある特定のカメラはデカい白点が3~4個あったと思う。またアメリカでも日本でも野球中継のカメラで白点を何回か見つけたことがある。やっぱり生中継だからそのまま流れてしまうのかな。でも本番前のリハーサルで気づいてもいいかなと思うけれども。 新品のときから白キズがあるわけはないから、使っているうちに発生した後発白キズになるが原因はなんなんだろう。人工衛星など大気圏外にCCDカメラを持っていくと白キズが多数発生したというのは聞いたことがある。そのときは宇宙線の影響だとかいっていたが。宇宙線ってなんだろう? γ線みたいな高いエネルギーの電磁波かな。 それとも製造中に白キズの種みたいな物が仕込まれて、お客さんのところにいったときにそいつが目を覚ましたとかいうのはないのか。金属が混入してそれが最初なにもせずに、時間が経つとそれが深い準位などを作って白キズを発生させるメカニズムは直感的には思い浮かばないな。 少し前に買った米本和也さんが書かれた「CCD/CMOSイメージ・センサーの基礎と応用」にも後発白キズは宇宙線が原因みたいなことが書かれてた。 それによると宇宙空間を飛来するα線、中性子線の量に相関があることが突き止められている、と書いてある。宇宙線ってγ線じゃないのね。質量を持つやつなのか。 “質量をもつ宇宙線によりフォト・ダイオードに結晶欠陥を引き起こすことが原因と考えられる”、だそうで。玉突きの弾性衝突みたいなことが起きているのか。ふ~ん。大気圏外より地上が少なくなるのは、空気のような粒子に衝突するからなのかな。 てっきりγ線のような強いエネルギーをもった電磁波と思ったが違うのか。電磁波じゃ結晶欠陥は起きないのかな。これ以上書くと怒られそうなのでやめとこうかね。 いまがんばったら結晶欠陥って原子単位で見ることができるのかな。どんなになっているんだろう。ひとつの白キズに対して何個の結晶欠陥がどのように発生しているか。 ぼくがテレビで見つけた白キズは、画面に複数あるものがあったが、ということは飛んでくる宇宙線の粒子は“群れ”になって飛んでくるのだろうか。想像ならいくらでもできるな。 宇宙線って結局なんなんだろう。どこかの星が爆発したときのものか。それともビッグバンのときの名残とか。宇宙物理学に詳しい人に聞けばわかるのかな。 「CCD/CMOS…」はとても詳しく書かれたいい本だと思った。CCDに関しては他にはあまりいい本が見あたらない。特殊なデバイスだからしょうがないのかな。個人的にはもっと白キズについて詳しくのっているとうれしいのだが。こんなのをのせても、特定の人間しか喜ばないか。 ぼくがテレビでCCDの白キズを見つけたのは、マラソンと野球で屋外のものだったが、これは偶然ではなくて、やっぱり屋外で使うと宇宙線が当たりやすくなって白キズが発生しやすいのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月15日 13時23分45秒
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