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駅の書店でたまたま見つけた『研究力』(東京図書)という本を買った。現在活躍している10名の研究者の研究に対する気構えみたいなものが書いてあった。その中に青色発光ダイオードの裁判で有名になった中村修二さんも入っていた。これがこの本を買った一番の動機かな。
まだ中村修二さんのところしか読んでいないが、日本の教育制度から、会社と研究者の関係についていろいろ書かれていた。内容については、確かにそうだと思わず言ってしまうところはあったが、そうかなと思うところもあって、まあ色々といったところ。 本の中では中村さんが、会社の指示を何回も無視して青色発光ダイオードの研究を続けたことが書いてあった。最初は大変だなと思ったが、後半はあまりにも無視しまくるので失礼だが笑ってしまった。“無視するのは非常に大事です”とまで書いてあった。 中村さんのように爆発的な実力を持った人でないと、なかなかこのような考え方は貫くことはできない。普通の人だったらとっくの昔に会社をクビになっているだろう。 本の中で中村さんは、自分をギリギリのところまで追い込んだときに、フッと画期的なアイデアなどが生まれると書いてあった。それを読んだときにぼくは、とても日本的な感じがした。武士道的なのかなあ。ぼくは根性無しなので、自分を追い込むのは苦手だなあ。 外国の学者を見ていると、自分を追い込むというより、いつも頭をアクティブな状態にして、快活に動き回ることによっていろいろなアイデアを得ているような気がするが。これって“隣の家の芝生”的な考えかな。外国人研究者もプレッシャーに対して苦労しているとは思うのだが。でも日本人ほどには見えないんだけど。 東京図書さん、ランダウの本を出してくれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月09日 10時03分15秒
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